『傷病休職』の労働判例

2019.03.22 【判決日:2018.05.24】
三洋電機ほか事件(大阪地判平30・5・24) 腰痛など約9年休む、外勤で復帰も欠勤状態に 休職4度目認めず解雇有効
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 腰痛に休職制度を利用できず解雇されたとして、地位確認を求めた。過去に腰痛などで3度休職し約9年間休んでいたもの。大阪地裁は、労働者は主治医への病状照会を拒否しつつ復職を求めていたとしたうえで、7日間の外勤で欠勤状態になるなど「業務に堪えられない時」の普通解雇を有効とした。腰痛の業務起因性は認められず、安全配慮義務違反等との主張も斥けた。……[続きを読む]

2019.02.07 【判決日:2018.06.26】
NHK(名古屋放送局)事件(名古屋高判平30・6・26) 傷病休職中の「テスト出局」、賃金支払うべき? 試し出勤に最低賃金を適用
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 傷病休職期間の満了による解職を有効とした一審を不服として、元職員が控訴した事案。予備的に復職可否を判断するテスト出局中の賃金支払いを求めた。高裁は、作業が使用者の指示で行われその成果を享受している場合、指揮監督下の「労働」に当たると判断。制作に関与したニュース原稿は放映されていた。制度上無給でも、最低賃金法を適用し相当額の支払いを命じた……[続きを読む]

2017.12.06 【判決日:2016.03.24】
日本航空事件(大阪高判平28・3・24) 休職者を整理解雇、基準公表前に復職し除外求める 「人選の範囲」合理性有する
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 会社更生中にCAを整理解雇した事案。休職者らを対象とする一方、当初8月末の基準日までに復帰すれば除外していた。団交で基準日は9月末に延長され11月に公表された。公表前の10月に復職した女性の解雇を無効とした一審に対し、二審は、復帰日基準は例外であり設定に裁量があると判断。基準日の1カ月延長は、退職勧奨に応じた者との関係から合理性を有する……[続きを読む]

2015.07.27 【判決日:2014.09.25】
ヴイテックプロダクト事件(名古屋高判平26・9・25) 従前の勤務態度が悪いと休職者の復職要求拒みクビ 労組との合意に反して無効
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 勤務態度を理由とした退職勧奨を拒否後、うつ病休職していた者が、復職を求めたが態度に改善がみられないとして解雇された事案。名古屋高裁は、医師の就労可能の診断書があれば無条件で復職を認めるとする会社とユニオンとの覚書に反するほか、譴責や減給、出勤停止など段階的処分もなく解雇は社会的相当性を欠くとした。会社主張の経営危機を裏付ける証拠もない。……[続きを読む]

2010.02.22 【判決日:2009.05.15】
ケントク事件(大阪地決平21・5・15) 難病理由にパートへの転換は無効と従前地位確認へ 健康状態の変動は想定範囲
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 外食FC店の店主代行が重症筋無力症の罹患を理由にパートへ身分変更されたため、正社員たる地位や賃金仮払いを求めた。大阪地裁は、勤務を尚早とした産業医よりも時間外労働すら可能とする主治医の意見を斟酌し、職種変更が必要な「心身上の理由」は認められないと判示。負荷の軽い職場へ配置可能であり、変更の有効性について弁明がなされておらず無効とした。……[続きを読む]

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