判決年月2000年2月の労働判例

2000.08.28 【判決日:2000.02.01】
旭川大学事件(旭川地判平12・2・1) 学生減少で更新13回に及ぶ語学教員を雇止めに 客観的合理的理由認める
ジャンル:
  • 更新拒否(雇止め)
  • 解雇

専任教員の解雇とではおのずから差 筆者:弁護士 岩本 充史 事案の概要  本件は、Y大学において、昭和59年から期間1年の労働契約を更新して外国人語学教員として勤務していたXが、Yから平成9年9月に、前件訴訟(Yが平成8年3月末日をもって雇止めを行ったところ、Xが地位保全の仮処分の申し立て及び地位確認の訴えを提起し、Xの主張がほぼ認められ……[続きを読む]

2000.08.07 【判決日:2000.02.28】
メディカルサポート事件(東京地判平12・2・28) 経費の不正請求および不正精算理由の懲戒解雇は 反価値性認め有効と判断
ジャンル:
  • 懲戒・懲戒解雇
  • 職務上の不正行為

不正請求した金額 回数、態様による 筆者:弁護士 山田 靖典(経営法曹会議) 事案の概要  Y社では、営業担当社員は医師の接待などに当たることが多く、社外で接待費用を立替払いしたときは、交際費使用明細書に接待費用の金額、接待した人の氏名を記載し、Y社代表の決裁を受けて立替払いした接待費用の支払いを受けることになっていた。しかし、医薬品の仕……[続きを読む]

2000.07.31 【判決日:2000.02.28】
ハクスイテック事件(大阪地判平12・2・28) 能力主義・成果主義への給与規定改定の効力は? 不利益変更に当たらない
ジャンル:
  • 就業規則の不利益変更
  • 賃金・賞与

高度な必要性に基づく合理性認める 筆者:弁護士 牛嶋 勉(経営法曹会議) 事案の概要  本件は、被告会社の従業員である原告が、被告における平成8年3月21日付けの給与規定の変更及び平成11年1月1日付けの退職金規定の変更が、いずれも不利益変更であり、かつ不利益変更について合理性のない無効なものであるとして、被告に対し、変更前の給与規定及び……[続きを読む]

2000.07.03 【判決日:2000.02.18】
三和事件(東京地判平12・2・18) 営業から業務部への配転命令拒否に懲戒解雇処分 配転命令は有効、解雇は無効
ジャンル:
  • 懲戒・懲戒解雇
  • 業務命令違反
  • 配転・出向

回避のための努力つくされていない 筆者:弁護士 石井 妙子(経営法曹会議) 事案の概要  Y社では、業務部における梱包等の現場作業の大半を外注していたが、外注費削減のため自社の従業員に当該業務を担当させることとした。そこで、他部署から要員を捻出することになったが、営業部営業一課、二課では、最も考課の低かったXら2名を人選し、業務部流通セン……[続きを読む]

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