判決年月2013年4月の労働判例

2014.08.11 【判決日:2013.04.22】
阪神バス事件(神戸地裁尼崎地判平26・4・22) 障害理由に残業免除、会社分割後配慮なく継続要求 労働条件は黙示的にも承継
ジャンル:
  • 労働契約
  • 承継

 障害があるバス運転者が、会社分割に伴い障害に配慮した勤務シフトが打ち切られたのは不当として配慮の継続などを求めた。神戸地裁尼崎支部は、残業の免除などは労働条件として黙示的に合意され承継されると判示。不利益変更を伴う転籍に合意しても、承継に関する通知を怠るなど承継法の趣旨を潜脱しており公序良俗に反し無効とした。 変更合意でも無効 公序良俗……[続きを読む]

2014.06.23 【判決日:2013.04.16】
兵庫県・兵庫県労委(テーエス運輸)事件(神戸地判平25・4・16) 賞与の増額交渉決裂、全額不支給は不当労働行為? 別労組と顕著な差で不合理
ジャンル:
  • 労働組合
  • 賃金
  • 賞与・一時金

 条件付きの賞与増額案を労組が拒否したところ全額不支給となり、労委に救済申立てを棄却されたためその取消しを求めた。神戸地裁は、条件に応じた併存する別労組には賞与を支給しており、組合間で顕著な差が生じ不合理と判断。会社が当初提案した60万円で合意が成立し、合意部分の不支給は組合弱体化を図るもので不当労働行為が成立する。 当初回答額で合意 労……[続きを読む]

2014.03.17 【判決日:2013.04.25】
新和産業事件(大阪高判平25・4・25) 営業から倉庫業務へ配転、業務上必要なしの判断は 嫌がらせで不法行為を構成
ジャンル:
  • 配転・出向

 総合職から運搬職への配転やそれに伴う降格に業務上の必要性はなく、一部賠償を命じた一審に対し原・被告の双方が控訴。大阪高裁は配転には退職に追い込むなど不当な動機や目的があったと推認。社会相当性を逸脱した嫌がらせで不法行為を構成するとした。総合職として賞与の考課査定をすべきで、裁判所算定額に基づき賠償の支払いを命じた。 退職へ追込む目的 前……[続きを読む]

2014.02.03 【判決日:2013.04.25】
東芝ライテック事件(横浜地判平25・4・25) 事業所の閉鎖予定し更新はないと再三説明したが… 不更新条項 契約終了の合意でない
ジャンル:
  • 更新拒否(雇止め)
  • 解雇

 事業所閉鎖の予定から不更新条項付きの有期労働契約を締結し、期間満了で合意退職とされた期間工が地位確認を求めた。横浜地裁は、契約書に署名押印しても契約終了の明確な意思を有しておらず雇止めに当たると判示。解雇権濫用法理を類推適用し、契約終了の旨を再三伝えられるなど雇用継続の合理的期待の程度は高くなく、雇止めを有効とした。 署名や押印しても雇……[続きを読む]

2013.11.04 【判決日:2013.04.25】
淀川海運事件(東京高判平25・4・25) 労組委員長を整理解雇、一審は「人選に疑問」と無効 再建願う従業員と関係悪化
ジャンル:
  • 整理解雇
  • 解雇

 経営難から労組の執行委員長らを整理解雇した事案の控訴審。一審は、割増賃金請求訴訟を提起した者を退職させることが目的で被解雇者の人選に疑問があるとしたが、東京高裁は、委員長は他の労組が同意したワークシェアリングに反対するなど再建を願う他の従業員から協調性に欠けると認識され、業務遂行に支障が及ぶと判示。人選の合理性など整理解雇4要件を満たす……[続きを読む]

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