判決年月2013年10月の労働判例

2015.09.07 【判決日:2013.10.10】
とうかつ中央農協事件(東京高判平25・10・10) 農協批判文書の配布で懲戒解雇、無効とした一審は 処遇の不平不満に過ぎない
ジャンル:
  • 会社批判
  • 懲戒・懲戒解雇

 農協批判文書の配布や無断欠勤による懲戒解雇を解雇権濫用とされ、農協が控訴した。東京高裁は、文書は人事上の不平不満を述べるに過ぎず、配布先は内部で情報漏えいはないなど懲戒解雇事由に該当しないとした一審判断を維持した。無断欠勤はヘルニアによるもので正当な理由がないとはいえず、指定医の受診も命じていないなど、解雇は合理性相当性を欠くとした。……[続きを読む]

2015.01.19 【判決日:2013.10.23】
広島中央保健生協事件(最一小判平26・10・23) 妊娠中に軽易業務希望し異動、管理職外すと違法か 転換契機の降格は原則禁止
ジャンル:
  • 均等待遇
  • 女性
  • 昇給昇格・降格

 妊娠し、軽易な業務への転換時に管理職から降格させられ、損害賠償を求めた事案の上告審。最高裁は本人の自由意思による同意、または降格させないと業務上支障がある場合を除き、均等法の不利益取り扱いに当たると判示。地位や手当の喪失は重大だが、業務運営上の必要性や負担軽減の程度は不明として、審理を尽くさせるため差し戻した。 処遇面の不利重大 負担軽……[続きを読む]

2014.07.14 【判決日:2013.10.30】
国・中労委(旧モービル石油・再雇用)事件(東京地判平25・10・30) 労組の合意なく再雇用制度の廃止は不当労働行為か 見解対立し交渉継続は困難
ジャンル:
  • 労働組合

 定年後の再雇用制度が労組の合意を得ずに廃止され、不当労働行為救済申立てを棄却された労組と下部組織の分会連が、その取消しを求めた。高年法改正前の事案。東京地裁は使用者には労組の要求を受け入れたり、譲歩する義務はないとしたうえで、交渉を7回重ねたが対立したまま継続困難となったもので不誠実な対応とはいえないとした。 7回の協議経ても 正当な拒……[続きを読む]

2014.05.12 【判決日:2013.10.09】
アークレイファクトリー事件(大阪高判平25・10・9) 派遣先で「行き過ぎた指導」、パワハラと訴えられる 逸脱あるが強い害意はない
ジャンル:
  • 労基法の基本原則
  • 均等待遇
  • 派遣

 派遣労働者のミスに対する監督者らの「殺すぞ」「あほ」などの叱責について、派遣先の使用者責任を認めた事案の控訴審。大阪高裁は原審同様、監督者の言動は度を超すとして不法行為と認定。使用者責任も認めつつ、問題の言辞に強い害意はないとして慰謝料50万円を30万円に減額するとともに、一審認容の派遣先の不法行為責任も否定した。 慰謝料30万円に減 ……[続きを読む]

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