判決年月1991年3月の労働判例

1992.09.07 【判決日:1991.03.19】
朝日火災海上保険事件(平3・3・19大阪高判) 賃金引上げ分を退職金の算定基礎からはずせるか
ジャンル:
  • 賃金
  • 退職金

合意・慣行あればOK 筆者:弁護士 山田 靖典(経営法曹会議) 事案の概要  XはY社の社員であったが、昭和58年3月31日に任意退職した。  Y社は、昭和54年度ないし昭和57年度の本俸引き上げ分を退職金算出の基礎額にはねかえらせない(退職金算出の基礎額に算入しない)との労働組合との協議決定に基づき、Xに対する退職金を算出して支給したが……[続きを読む]

1992.08.31 【判決日:1991.03.20】
京都広告事件(平3・3・20京都地判) 基本給の一方的減額 ★
ジャンル:
  • 支払い5原則
  • 賃金

「事情変更の法理」適用なら 筆者:弁護士 牛嶋 勉(経営法曹会議) 事案の概要  原告は大学卒業後被告会社に入社して以来、営業(広告取材業務)に従事していた。そして昭和52年12月には取締役に就任したが、被告会社は当時でも20名程度の零細企業であり、役員と言っても名ばかりで、原告は引き続き一般の社員と同様の営業の仕事に携わっていた。  被……[続きを読む]

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