主張

2024.10.03 【主張】
【主張】公表義務課し時間外削減 NEW

 “最長”労働時間規制などを巡り、厚生労働省が今年1月に設置した労働基準関係法制研究会で議論が続いている。  労働法学者ら構成員からは、働き方改革関連法により導入された罰則付き時間外・休日労働の上限規制について、特別条項を定めた場合の時間外の上限を月45時間・年360時間の原則的上限に近付けていくべきとの意見が挙がっている。ただ、罰則付き……[続きを読む]

2024.09.19 【主張】
【主張】流出先も激しい男女格差

 若年女性の人口流出が進む東北、北関東、甲信越では、未婚男性の比率が高い……。政府の「女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム」で今年5月、内閣府からそんなデータが報告された。20~34歳の未婚者についてみると、一部の地域では男女比の不均衡が存在する。女性の数を1とした場合に男性の数が1.2を上回る地域は23県あり、うち7県では1……[続きを読む]

2024.09.12 【主張】
【主張】労災保険加入は限定的に

 今年11月からフリーランス(=特定受託事業者)が労災保険の特別加入の対象になるのに合わせ、連合は「連合フリーランス労災保険センター」を設立した。本紙9月9日付5面によると、組織化も視野に入れて加入促進に取り組んでいくという。労働組合法上、労働者性が認められる余地はあるだけに、同センターの加入者数がどこまで伸びるのか、注目される。  ひと……[続きを読む]

2024.09.05 【主張】
【主張】目を疑った引上げ額84円

 今年度の地域別最低賃金を巡って8月29日に徳島の地方審議会が結審し、すべての都道府県で答申が出揃った。  ランク制のBランク、Cランクの地域で引上げ目安である50円を上回る答申が相次ぐなか、後藤田正純知事が複数回にわたって審議会へ大幅な賃上げを要請した徳島では、目安を34円も上回る84円を答申した。引上げ率は、9.38%に達している。最……[続きを読む]

2024.08.29 【主張】
【主張】最賃格差改善は中賃審で

 地方最低賃金審議会の答申がほぼ出揃った。約半数の都道府県で目安どおり50円増となるなか、他の地域では1~9円を積み増している。多数のパートタイム労働者を雇用する企業にとっては、今年も悩ましい秋がやってくる。  最賃の低い地域ほど引上げ額が高くなる傾向は、今年も全く変わらなかった。中央最低賃金審議会がA~Cランクの区別なく一律50円の目安……[続きを読む]

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