労働関連コラム

2025.07.13 【人材ビジネス交差点】
【人材ビジネス交差点】カスハラ対策は記録から/㈱シンカ 代表取締役社長 江尻 高宏 NEW

 近年、顧客からの過剰なクレームや理不尽な要求が「カスタマーハラスメント(カスハラ)」として社会問題化している。東京商工リサーチが昨年8月に実施した調査によると、直近1年間でカスハラを経験した企業は19.1%に上る。さらにそのうちの13.5%の企業ではカスハラの影響で休業や退職が発生している。一方で、調査対象企業の約7割が対策を講じていな……[続きを読む]

2025.07.12 【書評】
【今週の労務書】『最旬 労働法教室 Vol.1』 NEW

社会人ゼミを書籍化  『水町労働法』で知られる早稲田大学の水町勇一郎教授が毎月1回、社会人向けに開催している「大人の水町ゼミ」を書籍化した。2024年4月~25年3月までの1年間の内容を収録している。ゼミでは労働法で「最もホットなトピック」を毎月取り扱っているとのこと。  取り上げられたトピックは、事業場外みなし労働時間制の適用が争点とな……[続きを読む]

2025.07.10 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第116回 『メンターになる人、老害になる人。』前田 康二郎 著/内田 賢 NEW

相手への敬意が分かれ道  大手機械メーカーの総務部長を役職定年で退いたK氏は「部長でなくなったら、いろんな人間が相談に来るようになった」と話してくれた。ざっくばらんな方なので部長在任中もいつでも相談に乗ってくれた人であろうが、業務時間中に若いヒラ社員が課長を飛び越して、また、他部門の課長が直属の部長に断りなくK部長に相談に来るのは憚られた……[続きを読む]

2025.07.10 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】建設業の働き方改革を進める NEW

 働き方改革関連法そのものが始まったのが2019年の4月。建設業は、労働環境にさまざまな問題が生じていたことにより、時間外労働の上限規制適用は5年の猶予期間が設けられていた。  2024年4月に上限規制が適用されてから約1年が過ぎた。建設業は社会資本の担い手であるとともに、災害時には最前線で地域社会の安全・安心の確保を担う「地域の守り手」……[続きを読む]

2025.07.10 【主張】
【主張】「嫌がらせ」許さぬ姿勢を NEW

 厚生労働省の「令和6年度過労死等の労災補償状況」によると、仕事上のストレスが原因となった精神障害の労災保険給付支給決定件数が増加し、1年間の件数が初めて1000件を超えた。心理的負荷につながった「出来事」では、パワーハラスメントやカスタマーハラスメントなどのハラスメント関連が前年度に比べて大幅に増加している。  事業主が職場のハラスメン……[続きを読む]

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