労働新聞

2024.07.25 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第91回 感情労働(前編) 喜怒哀楽を制御 顧客らに強いられ/木谷 宏 NEW

完全な頭脳労働はない  労働は「人間と自然の物質代謝」とすることが伝統的な考え方であったが、そのあり方は時代とともに異なる。石器時代の労働とは文字どおり“人間”と海や大地などとのかかわり合いである。しかし現代における“自然”は地球環境のみならずヒト・モノ・カネも含めた広範な対象となり、“物質代謝”はすでにエコロジカルな過程を逸脱して、希少……[続きを読む]

2024.07.25 【労働新聞】
【事例で検証 降格・降職の運用論】第3回 降職の濫用の判断枠組み 10%超は激変緩和を 高位・高給なら例外も/横山 直樹 NEW

賃金減との均衡図る  降職とは、職位(企業組織における指揮命令上または組織上の地位)を引き下げる(今の職位を解く+別の下位の職位に就ける)措置であり、たとえば課長から職位を外して課長代理とする等である。  裁判例を概観すれば、濫用の判断要素は、①使用者側における業務上・組織上の必要性の有無およびその程度、②能力・適性の欠如等の労働者側にお……[続きを読む]

2024.07.25 【労働新聞】
【ジョブ型人事のリアル 欧米諸国の実態は】第5回 要素へ分解し比較も 職務評価の手法に4類型/須田 敏子 NEW

人的要件高いと賃金レベル上昇  本連載の第2回で、賃金データの収集方法について言及した。米国を例として挙げた「ジョブ型人事社会」では、賃金データはジョブを対象に収集・発表されることが多く、「メンバーシップ型人事社会」である日本では、学歴・年齢・勤続年数など属人的要素を対象に収集・発表されることが多い。この賃金データの例から分かるように、ジ……[続きを読む]

2024.07.25 【労働新聞】
【ぶれい考】両立の課題は「代替要員」/大下 英和 NEW

 政府は2030年までを少子化に歯止めを掛けるラストチャンスとし、子ども子育て政策の推進に取り組んでいる。その1つが「共働き・共育て」、仕事と育児の両立推進である。  しかし、企業の取組みは十分に進んでいるとは言えない。昨年、弊所が実施した調査では、仕事と育児の両立推進について、中小企業の8割強(84.1%)が「必要性を感じている」ものの……[続きを読む]

2024.07.25 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第5回 社長の不祥事 まず定款の確認を 理由がなくとも解任可/西川 暢春 NEW

【Q】 H開発株式会社は体育会系の社員が多く、連夜の接待を厭わない人材が出世する伝統があった。現代表のI社長は、宴会部長で鳴らした御仁。ところが、業界団体の会合に参加した際、他社の女性社員に狼藉を働く事態が発生。コンプライアンスを重視している姿勢を社外に示すため、I社長を辞めさせたいのだが…。 任期満了を待つ手も 【A】 I社長を辞めさせ……[続きを読む]

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