『職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―』の連載記事

2024.04.26 【安全スタッフ】
【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第23回 暑熱 WBGT値を作業者に周知 NEW

 屋内の暑熱作業場には、溶鉱炉、溶銑炉、ガラス溶解炉、焼成炉、乾燥炉、金属溶鉱炉の平炉、転炉、電気炉、キュウポラや厨房設備などがあり、屋外では夏場の建設現場、草刈り、剪定作業などがあります。これらの作業では、高温多湿の環境化で体内の水分および塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破たんして熱中症が発症することがあります。その症状はⅠ度……[続きを読む]

2024.04.10 【安全スタッフ】
【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第22回 粉じん 爆発・火災防止の措置を

 粉じんとは、研磨、粉砕、切削、穿孔などの作業工程で、固体物質が破砕されて生じる微小な固体粒子(通常約150μm以下の大きさのもの)をいい、粉じん作業は粉じん則別表1~3に詳細分類されています。粉じん作業のうち、その粉じんが特定粉じん発生源であるもの(作業工程、作業態様、粉じん発生の態様から見て一定の対策を講ずる必要があり、対策が可能な発……[続きを読む]

2024.03.27 【安全スタッフ】
【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第21回 騒音 必ず耳栓の着用を

 騒音計測定の80dB(デシベル)は、よほど声をはりあげないと話ができない、高架鉄道の車内、せみの声、大声での会話などの音の大きさで、90dBの音は、どならないと目の前の人と話ができない、騒々しい工場、地下鉄の車内などの大騒音が該当します。  設備・機械・工具などの取扱い作業で85dB以上の騒音に繰り返しばく露すると、内耳の蝸牛の中にある……[続きを読む]

2024.03.12 【安全スタッフ】
【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第20回 静電気 爆発・火災の危険防止措置を

 物体を構成している原子の中にある原子核はプラスの電荷、電子はマイナスの電荷を持っており、摩擦によってこすれあっている2つの物体の一方からもう一方に電子が移動することにより静電気が発生します。静電気の放電による感電の多くは感電死するほど強いものではありませんが、感電のショックで高所から墜落したり、あるいは反射的に手を引いて物にぶつけてケガ……[続きを読む]

2024.02.27 【安全スタッフ】
【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第19回 危険物 SDSを理解し取り扱いを

 燃焼や化学反応を起こしやすく、火災や爆発の危険性のあるものを危険物といい、安衛法上の危険物には、①爆発性の物、②発火性の物、③酸化性の物、④引火性の物、⑤可燃性のガスに分類されています(安衛令別表1-1~5)。消防法上の危険物の分類とは異なります。危険物を製造したり、取り扱うときは、爆発・火災を防止するための措置が必要です(安衛則256……[続きを読む]

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