『人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み』の連載記事

2024.05.02 【労働新聞】
【人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み】第6回 降格(前編) 前提には格付け公開 「実力との齟齬」を回避へ/金田 宏之 NEW

等級要件の理解促進などが狙い  スタートアップの人事に関するセミナーなどに登壇した際、大企業の人事の方から必ず質問されることがある。「スタートアップでは、本当に降格をやっているのか」という内容だ。筆者も前職で大企業をクライアントに人事コンサルティングを行っていたので、その質問の意図は分かる。「たくさんの方が降格することはないが、必要に応じ……[続きを読む]

2024.04.25 【労働新聞】
【人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み】第5回 報酬インセンティブ 長期的評価は株式で 制度設計に法務の知識も/金田 宏之

転職時一時金で前職賞与を補填  大企業とスタートアップの報酬制度を比較すると、分かりやすい違いがある。それはインセンティブだ。端的に言ってしまうと、スタートアップには賞与(ボーナス)はなく、株式報酬があるケースが多い。大企業は一般的に株式報酬はないが、夏冬の年2回賞与が支給される。会社業績と個人評価に連動して増減し、たいていは年収の2~3……[続きを読む]

2024.04.18 【労働新聞】
【人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み】第4回 報酬決定=マネージャーの仕事 相場や経緯から算出 検討に欠かせぬ3要素/金田 宏之

転職経験有無が技術形成を左右  歴史ある日本企業とスタートアップのマネージャーでは、その仕事に大きな違いがある。メンバーの報酬決定だ。  スタートアップのマネージャーは、組織づくりの一環として採用活動を推進し、「ぜひ一緒に働きたい」と期待を寄せる候補者について報酬(年収)を決めてオファーを提示する。そして、入社後の活躍を評価し、報酬水準を……[続きを読む]

2024.04.11 【労働新聞】
【人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み】第3回 人材水準と報酬水準 レンジは使い分けを 職種の希少性で処遇に差/金田 宏之

社員の格付けは全8段階が基本  スタートアップにおける人事制度の目的は、報酬決定と成長支援の2つだと説明した。報酬決定の目的を果たすために、何よりも設計で大事になるのが人材水準と報酬水準である。「給料は下がるけど、やりがいがあって成長もできるスタートアップにチャレンジしてほしい」の時代は過ぎている。活躍できる人材を獲得するには、相応の報酬……[続きを読む]

2024.04.04 【労働新聞】
【人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み】第2回 評価制度の勘所 責任は直属の上司に 見切れぬ場合はサブ活用/金田 宏之

相対化をすれば意欲の減退招く  スタートアップで評価制度を設計する際、注意が必要だ。人事を経験した方が「普通」に思っていることが、スタートアップでは通用しない。何を隠そう、筆者自身、制度設計に携わった当初、この挫折を経験し、クライアントと共に学んできた。スタートアップで評価制度を設計するときに外してはいけないポイントを「勘所」と呼び、とく……[続きを読む]

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