書評

2023.11.28 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『職長・安全衛生責任者と事業主が現場ではたす事業者責任』 NEW

4つの責任絵解きで明快に  災害や事故が発生しないに越したことはないが、いざ発生した時に適切に対処できなければ、非常に厳しい責任とその追及が待っている。本書は、工事現場で重大な労働災害や第三者災害が発生した場合の職長・安全衛生責任者と事業主が負う刑事責任、行政責任、民事責任、社会的責任という4つの責任と、その対策を詳しく解説したもの。  ……[続きを読む]

2023.11.25 【書評】
【今週の労務書】『職場のメンタルヘルスケア入門』 NEW

復職判定は“対面”で  本書は、精神医学を専門分野とする大学教授や大手企業に勤務する産業医らが執筆したもの。100項目以上のQ&Aを設け、平易な言葉で説明している。メンタルヘルス不調の未然防止に向けた「一次予防」から復職に関する「三次予防」まで、網羅的に知識を得られる。  たとえば、「テレワークを実施する際の、従業員の健康管理のポイントは……[続きを読む]

2023.11.24 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第43回 『役職定年』荒木 源 著/大矢 博子 NEW

シニアと人事の攻防描く  タイトルの「役職定年」とはご存知の通り、一定の年齢で役職を退くことを言う。1980年代後半から少しずつ取り入れられた制度で、狙いは人件費の高騰を抑止すること、そして組織の新陳代謝と若手のモチベーションアップだ。  だが近年、いったんは取り入れたこの役職定年制度を廃止する企業も多いと聞く。改正高齢者雇用安定法で、7……[続きを読む]

2023.11.18 【書評】
【今週の労務書】『ベーシックテキスト 人材開発論Lite』

モデルを手早く概観  従業員等の学習に関する理論やモデルを、平易に解説した入門書である。人事担当者などが情報を見聞きするなかで目にする理論について、概要を手早くつかめる。  個人に関する理論では、職場学習論や心理的安全性、メンター制度などを解説した。たとえば職場学習論では、学習者が職場の上司や同僚などから受ける支援として、心の支えになると……[続きを読む]

2023.11.16 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第42回 『奇想版 精神医学事典』春日 武彦 著/髙橋 秀実

連想で恐怖症も克服!?  通常、私たちは言葉の意味を調べるために辞書や事典を引くのだが、時として、そのまま読み耽ってしまうことがある。たとえば、『古典基礎語辞典』(角川学芸出版)は語源から解き明かされているので興味が尽きないし、異体字が多数収録されている『新大字典』(講談社)も、引くたびに前後の漢字が目に入り「こんな字があったのか?」と驚……[続きを読む]

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