書評

2025.07.12 【書評】
【今週の労務書】『最旬 労働法教室 Vol.1』 NEW

社会人ゼミを書籍化  『水町労働法』で知られる早稲田大学の水町勇一郎教授が毎月1回、社会人向けに開催している「大人の水町ゼミ」を書籍化した。2024年4月~25年3月までの1年間の内容を収録している。ゼミでは労働法で「最もホットなトピック」を毎月取り扱っているとのこと。  取り上げられたトピックは、事業場外みなし労働時間制の適用が争点とな……[続きを読む]

2025.07.10 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第116回 『メンターになる人、老害になる人。』前田 康二郎 著/内田 賢 NEW

相手への敬意が分かれ道  大手機械メーカーの総務部長を役職定年で退いたK氏は「部長でなくなったら、いろんな人間が相談に来るようになった」と話してくれた。ざっくばらんな方なので部長在任中もいつでも相談に乗ってくれた人であろうが、業務時間中に若いヒラ社員が課長を飛び越して、また、他部門の課長が直属の部長に断りなくK部長に相談に来るのは憚られた……[続きを読む]

2025.07.05 【書評】
【今週の労務書】『エッジソン・マネジメント2.0』

新卒者は即、採用担当に  「エッジソン」とは採用コンサルタントである筆者の造語で、「目的をつくり、提示できる人材」を指す。ビジネス環境の不確実性などが増しているなか、目的(あるべき姿やパーパス)をつくり出せる人材が重要と指摘する。  目を引かれたのは、地場で事業を展開する中小企業が取るべき採用手法について。長期インターンシップを活用し、時……[続きを読む]

2025.07.03 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第115回 『「モディ化」するインド』 湊 一樹 著/濱口 桂一郎

中国並みの情報統制進む  インドといえば、我われ日本人には偉大なガンディーが作った国…というイメージが強い。「ガンディーが助走をつけて殴るレベル」というネットスラングも、非暴力主義でインドの独立を果たしたガンディーの高潔さを前提としている。そのガンディーを暗殺した右翼結社の民族奉仕団(RSS)で頭角を現し、グジャラート州知事として「実績」……[続きを読む]

2025.06.28 【書評】
【今週の労務書】『高齢者雇用の実務 実践Q&A』

認知症問題にも触れる  法令や安全衛生・健康管理、認知症問題と幅広く高齢者雇用問題を解説したのが本書である。高齢の就労者が多く、早くから問題が顕在化しているビルメンテナンス業に携わってきた執筆事務所の所長は、今後同じ問題に直面するであろう他産業の参考にと上梓したという。  たとえば認知症問題では、疑いがある場合に受診を命じる際、判例などに……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。