書評

2024.10.05 【書評】
【今週の労務書】『やさしくわかる 職場のハラスメント対策』 NEW

被害者への連絡丁寧に  本書は「やさしくわかる」と題するとおり、分かりやすさに重点を置く。ハラスメントの基本知識から対応方法まで、1項目当たり見開き2ページで読みやすく紹介した。  筆者は特定社会保険労務士で、東京労働局紛争調整委員会のあっせん委員も務めている。ハラスメントが実際に紛争に発展した事案を経験した立場から、企業に知っておいてほ……[続きを読む]

2024.10.03 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第83回 『台湾のデモクラシー』 渡辺 将人 著/濱口 桂一郎 NEW

民主主義の理解に最良  世界の200近い国には、自由で民主的な国もあれば、専制独裁的な国もある。イギリスのエコノミスト誌が毎年発表している民主主義指数では、第1位のノルウェーから始まって各国の格付けを行っているが、当然のことながら上位には欧米系諸国、下位にはアジア、アフリカ諸国が並ぶ。日本の周辺には、第165位の北朝鮮、第148位の中華人……[続きを読む]

2024.09.26 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『マンガ 若手安全衛生マン奮闘記 レイくん!ご安全に 第2巻』

現場の話通し基礎学ぶ  本誌好評連載中、「レイくん!ご安全に」の第2巻が書籍になった。本書は2021年1月1日2369号~2021年12月15日2392号に掲載した24回分をまとめている。いまさら説明は不要だが、建設会社の安全部に所属するレイくんこと令葉叶生(れいばかなう)くんが、現場の仲間を巻き込みながら、安全衛生活動に取り組んでいくス……[続きを読む]

2024.09.21 【書評】
【今週の労務書】『人的資本経営ストーリーのつくりかた 経営戦略と人材のつながりを可視化する』

「総付加価値」を指標に  日本生産性本部の人的資本経営の測定・開示ワーキンググループで座長を務めた著者が、人的資本経営に取り組む経営者や人事担当者に向けて、経営戦略と連動した人事戦略の立案方法、人的資本の指標の選び方について解説した。  本書ではまず人的資本経営を「企業の存在価値」、「経営戦略」、「人的資本指標」などの8つの要素に分類。各……[続きを読む]

2024.09.19 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第82回 『地面師たち ファイナル・ベッツ』 新庄 耕 著/大矢 博子

リーダーの対応が焦点に  Netflixで配信されたドラマ「地面師たち」が大きな反響を呼んでいる。7月25日の公開から先週まで、日本国内では6週連続1位の記録を樹立。グローバルチャートでも上位をキープし続けているのだ。  原作になったのが新庄耕の小説『地面師たち』である。2017年に起きた、いわゆる「積水ハウス地面師詐欺事件」から着想を得……[続きを読む]

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