書評

2021.05.01 【書評】
【今週の労務書】『生産性向上に効くジョブ型人事制度』 NEW

“老舗”が明かす定着の鍵  日本企業の生産性の低さに対し、著者は諸外国との意思決定スタイルの違いを指摘する。多くの関係者を巻き込み、会議や打合せを通じてコンセンサスを得ようとする“無駄”の背景には、個々人の責任・権限の曖昧さがあるのだと説く。「ジョブ型」導入は生産性向上と相性が良いとし、本書ではとくに職務記述書のつくり方を詳しく解説してい……[続きを読む]

2021.04.30 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第17回『人事の古代史―律令官人制からみた古代日本』十川陽一著/濱口 桂一郎

職能資格制は有史1000年  人事といっても古代日本、律令制を導入して左大臣だの中納言だのとやっていた時代の人事の本だ。ところがこれがめっぽう面白い。歴史書としてもそうだが、人事労務管理の観点からも大変興味深いのだ。  律令制以前の日本はウジ社会。要するに豪族たちの血縁原理でもって世の中が動いていたわけだが、諸般の事情で中国化せねばならな……[続きを読む]

2021.04.27 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『みんなでチェック!危険な製造現場のイラスト事例集』

32の想定を答え合わせ  本書は、製造現場における危険感受性を高めことを目的とした危険事例集。現実に起こり得る危険な作業場面を想定した32事例について、イラストと一体になったチェック用シートで危険箇所と防止策を考えさせる方式で、次ページの詳細な解説を読んで答え合わせができるようになっている。  例えば、自動化されたラインでロボットによる組……[続きを読む]

2021.04.24 【書評】
【今週の労務書】『教養としての「労働法」入門』

背景理解が視野広げる  「実務」ではなく「教養」としての労働法が学べる一冊。「役に立たない知識が役に立つ」と銘打っている。  労基法、労組法の制定過程や諸外国との比較、法解釈を示した基本的な判例を収録しており、いわゆる日本型雇用と労働法がどのような関係にあるのかが理解できる。アメリカやEU諸国との比較は、一般の読者のみならず、人事担当者の……[続きを読む]

2021.04.22 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第16回『法学を学ぶのはなぜ?』森田果著/大内 伸哉

「使わないこと」にも価値  私は、昨秋から神戸大学の学際教育センター長という職に就いている。学際教育は、英語ではInterdisciplinary programsだが、このポストに法学研究科に本籍を置く私が就くのは、どうも適任ではなさそうだ。本書によると、法学はディシプリン(discipline)がない学問だからだ。  本書は、法学部生……[続きを読む]

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