労働判例

2017.07.19
65歳定年により退職扱い、再雇用拒否は無効と提訴 学校法人尚美学園事件(東京地判平28・11・30)  NEW
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  • 定年・再雇用
  • 退職

 65歳で定年退職した大学教授が、70歳までの再雇用を求めた。東京地裁は、65歳以降再雇用義務はないが、定年時にも有期契約の更新に関する雇止め法理を類推適用。理事は「70歳までOK。payは7割」と説明し、約15年間で7人いた希望者全員が70歳まで更新するなど雇用継続の期待は合理的とした。定年後も再雇用されたのと同様の雇用関係が存続すると……[続きを読む]

2017.07.12
ケガで復職できず退職扱い、治ゆしたと再雇用要求 石長事件(京都地判平28・2・12)
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  • 退職
  • 退職願

 ケガが治れば再雇用の約束があったとして、退職した元課長が地位確認等を求めた。休職期間満了で自然退職との会社主張に対し、京都地裁は、休職開始を欠勤後1カ月ではなく事故当日としたことは就業規則の要件を欠き無効として、定年まで約1年半の賃金を認容。再雇用を信じ退職届の提出に応じたが会社にその方針はなかったとして、退職意思表示も無効とした。……[続きを読む]

2017.07.05
団交場所で労使対立、ユニオンの希望に従うべき!? ゲオホールディングス事件(東京地判平28・4・25)
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  • アルバイト
  • 労働組合
  • 団交

アルバイトの勤務時間延長に関する団交要求に対し、会社が、店舗やユニオンがある大阪市内での交渉を拒否して不当労働行為とされた事案。会社は本社がある愛知県での開催を求めたが、東京地裁は議題の決裁権は本社にあり主張には理由があるとしたものの、日程や出席者の代替を検討せず、労組には呼出しに応じる法的根拠を求めるなど交渉意思がないと評価した。 筆……[続きを読む]

2017.06.28
うつ理由に無断欠勤繰り返し解雇やむなしの一審は 札幌市・私教委事件(札幌高判平28・9・29)
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  • うつ
  • 休職
  • 無断欠勤
  • 病気
  • 精神疾患
  • 解雇

1年3カ月で23回の無断欠勤を理由に中学校教諭を懲戒免職した事案。処分有効とした一審に対し二審も、7年にわたりうつ状態による休職と復職を繰り返していた中での欠勤で、市は、主治医や親から病状や生活状況の把握に努め、授業以外の業務軽減など可能な限り配慮や指導をしたと評価。過去に別の無断欠勤で停職処分を受けたことも考慮して処分を適法とした。筆者……[続きを読む]

2017.06.21
低い売上げや事故理由に高齢ドライバーの更新拒否 国際自動車(再雇用更新拒絶)事件(東京地決平28・8・9)
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  • タクシー
  • 労働者供給
  • 雇止め
  • 高齢者雇用

 営業成績や事故を理由に契約更新されなかった65歳以上の元運転手2人が、地位確認等を求めた。東京地裁は、団交での代表者の発言から雇止めの理由は、残業代請求訴訟を提起した点にあると推認。更新回数は7回に上り上限年齢もないなど更新期待が認められ、雇止めの合理的理由も欠くとした。労組から労働者供給されていたが労契法の規制を潜脱するとしている。筆……[続きを読む]

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