判決年月2000年11月の労働判例

2001.10.15 【判決日:2000.11.28】
新日本製鐵<日鐵運輸>事件(福岡高判平12・11・28) 復帰の可能性見込めない在籍出向の期間延長は 労働協約の締結が前提に
ジャンル:
  • 配転・出向

業務上の必要性が延長措置後も継続 筆者:弁護士 中町 誠(経営法曹会議) 事案の概要  被控訴人会社の従業員である控訴人らが、Yの発した出向命令が無効であるとして、主位的には出向先で労務を提供する義務がないことの確認を求め、第2次請求として、同出向命令の無効確認を求め、さらに第3次ないし第5次請求として、その後3年毎になされた各出向延長措……[続きを読む]

2001.06.18 【判決日:2000.11.29】
メレスグリオ事件(東京高判平12・11・29) 通勤片道2時間理由の配転命令拒否に懲戒解雇 説明・協議不十分で無効
ジャンル:
  • 懲戒・懲戒解雇
  • 業務命令違反
  • 配転・出向

配転自体有効だが手続面の問題指摘 筆者:弁護士 石井 妙子(経営法曹会議) 事案の概要  Y社は、売上が減少したことから、川崎市の配送センターを埼玉県の本社と玉川工場へ、東京渋谷の営業本部と開発部をそれぞれ統合し、人員削減のため退職勧奨などを行った。営業本部に勤務していたXが退職勧奨を断ったところ、玉川工場に配転するという打診があった。……[続きを読む]

2001.06.11 【判決日:2000.11.10】
東京貨物社事件(東京地判平12・11・10) 取引先に“不都合な事情で解雇した”と文書を送付 名誉を毀損する不法行為に
ジャンル:
  • 解雇

競合会社設立して受注業務を横流し 筆者:弁護士 牛嶋 勉(経営法曹会議) 事案の概要  本件は、原告Xが、被告会社Yの実施した出勤停止処分及び解雇の効力を争って、地位確認、出勤停止処分の無効確認及び解雇以降の賃金の支払いを求め、また、右違法な出勤停止処分及び解雇並びに被告Yがこれを各取引先に通知したことによって名誉を毀損され、また、精神的……[続きを読む]

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