判決年月2002年6月の労働判例

2003.04.14 【判決日:2002.06.19】
カントラ事件(大阪高判平14・6・19) 貨物運転者が私病休職後に復職を要求 「職種限定」でも配転努力
ジャンル:
  • 休職
  • 傷病休職

賃金相当390万円の支払いを命じる 筆者:弁護士 岩本 充史 事案の概要  職種(運転者)を特定されて貨物自動車運送業を営むY社に採用されたXは、大型貨物自動車運転手として就労してきた。Y社の就業規則には、業務の都合により職種変更や職場異動を命ずることがある旨規定され、さらに業務外の傷病により6カ月継続して欠勤したときには休職とし、休職期……[続きを読む]

2003.04.07 【判決日:2002.06.11】
マルマンコーポレーション事件(大阪地決平14・6・11) 営業譲渡に伴う解雇労働者が雇用承継を主張 企業の意思で決定できる
ジャンル:
  • 労働契約
  • 承継

組合員差別などに基づく場合はダメ 筆者:弁護士 中町 誠(経営法曹会議) 事案の概要  本件は、㈱マルマンの従業員であった債権者Tが、旧マルマンが債務者マルマンコーポレーションに営業譲渡したことにより、同社は労働契約を承継したとして、同社に対して労働契約上の地位確認と賃金の仮払いを求めた事案である。営業譲渡契約では、「甲は、本営業に従事す……[続きを読む]

2003.03.03 【判決日:2002.06.21】
東西社事件(東京地決平14・6・21) 配転後の職務に応じて大幅に賃金減額 一方的減給はできない
ジャンル:
  • 配転・出向

仕事との対応関係 適切な制度設計を 筆者:弁護士 加茂 善仁(経営法曹会議) 事案の概要  Xは、図書の出版及び販売を業とするY会社に編集長として採用され、20年間、編集者として勤務してきた。Y会社は平成13年9月17日付で、Xを書籍を直接販売する直接書籍販売業務(以下「直販業務」という)の担当者に任命した。  Y会社は、Xに対し、平成1……[続きを読む]

2003.02.17 【判決日:2002.06.25】
JR西日本事件(広島高判平14・6・25) 一旦確定した1カ月変形制勤務を変更 限定的肯定説で判断
ジャンル:
  • 労働時間
  • 変形労働時間

具体的な条件設定なく労働者側勝訴 筆者:弁護士 中町 誠(経営法曹会議) 事案の概要  本件は、労働基準法(平成10年法律第112号による改正前のもの。以下「労基法」という)32条の2に基づく1カ月単位の変形労働時間制を採用している会社の事業場において、会社が、その従業員である原告らに対し、一旦勤務指定をした後にこれを変更して勤務させたこ……[続きを読む]

2003.01.27 【判決日:2002.06.27】
川崎市水道局事件(横浜地川崎支判14・6・27) 上司の脅し、中傷で精神分裂病にかかり自殺 安全配慮義務に違反
ジャンル:
  • 労災
  • 安全配慮義務

本人の資質も原因 賠償額70%減額へ 筆者:弁護士 山田 靖典(経営法曹会議) 事案の概要  X(昭和42年3月25日生まれ)は、Y市に勤務し、平成7年5月1日、水道局工業用水課に転属になったが、過去に同課の工事用立杭の建設用地の使用に関してXの父との間でトラブルがあったため職場に歓迎されず、X自身もそのことに負い目を感じており、もともと……[続きを読む]

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