判決年月2011年4月の労働判例

2012.05.28 【判決日:2011.04.18】
国・中労委(神奈川都市交通)事件(東京地判平23・4・18) 62歳で準社員転換、労組役員を契約更新せず雇止め 会社は採否の裁量権有する
ジャンル:
  • 更新拒否(雇止め)
  • 解雇

 62歳以降、準社員として契約更新されず雇止めされた労組執行委員長が、不当労働行為でないとする中労委命令の取消しを求めた。65歳までの雇用確保措置を義務付けた高年法改正前の事案。東京地裁は、定年後62歳まで半年契約を更新する雇用延長とそれ以降の準社員制度は区別され、採用に裁量があると判示。数々の指示違反があり、裁量権の逸脱や濫用はなかった……[続きを読む]

2012.03.05 【判決日:2011.04.28】
パナソニックエコシステムズ事件(名古屋地判平23・4・28) 派遣が正社員へ専門知識伝授したら契約打切りに!? 信義則に反し慰謝料命じる
ジャンル:
  • 派遣

 派遣先の正社員へ専門知識の伝授を命じられた派遣社員が、派遣契約を打ち切った派遣先へ慰謝料等を求めた。名古屋地裁は、派遣先は信義誠実の原則に則って対応すべき義務があると判示。派遣終了の意向が示唆されたことはなく、自社社員が育成されるや派遣料金の高さを理由に突然契約を打ち切ったのは不法行為と認定。派遣先との黙示の雇用契約の成立は否定した。……[続きを読む]

2011.12.19 【判決日:2011.04.28】
国立大学法人T大学事件(東京地判平23・4・28) 「内縁の妻」と称し大学教授の死亡退職金を請求する 夫婦の生活実態認められず
ジャンル:
  • 賃金
  • 退職金

 死亡した大学教授の内縁の妻と称する女性が、死亡退職金の支払いを求めた。東京地裁は、支給規則で定める「婚姻関係と同様の事情にある者」とは、夫婦としての共同生活の実態が認められる事実関係をいうと判示。各自仕事を持ち、生計を異にしており、同居の事実も認定できないことなどから、親密な交際ではあるものの内縁関係には当たらないとして請求を棄却した。……[続きを読む]

2011.12.12 【判決日:2011.04.28】
E-グラフィックスコミュニケーションズ事件(東京地判平23・4・28) 広告企画業務で有期雇用、更新有無明示せず雇止め 継続の合理的期待生じない
ジャンル:
  • 更新拒否(雇止め)
  • 解雇

 自動車広告を企画制作する有期契約社員が、雇止めされ地位確認等を求めた。東京地裁は、職務は臨時的な性格を有し、更新を期待させる言動は認められないこと、更新は3回にとどまり、通算4年にも満たないこと、更新の有無に関する明示がないからといって雇用継続への期待が生じるとはいい難いことから、解雇権濫用法理を類推適用する余地はなく雇止めを有効とした……[続きを読む]

2011.10.17 【判決日:2011.04.12】
国・中労委(新国立劇場運営財団)事件(最判平23・4・12) オペラ歌手の出演契約巡る団交拒否を認めた判断は 業務遂行に不可欠な労働力
ジャンル:
  • 労働組合
  • 労働者
  • 労基法の基本原則

 オペラ歌手の加入する労組が、出演契約を巡る団交拒否は不当労働行為に当たると争った。一審、二審は労委の応諾命令を覆したが、最高裁は、不可欠な労働力として財団に組み入れられ、出演のため可能な限りの調整を行うよう要望されていたことや、基本的に出演の申込みに応ずべき関係にあり、時間や場所的な制約を受けていたことなどから、労組法上の労働者と判示し……[続きを読む]

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