判決年月2009年5月の労働判例

2010.09.06 【判決日:2009.05.28】
国・中央労基署長(日本トランスシティ)事件(名古屋地判平21・5・28) 社宅でのうつ病自殺で遺族が労災不支給の取消提訴 脳・心疾患の基準で業務上に
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  • 労災
  • 業務上・外認定

 国際輸送会社で貨物手配業務を行う労働者が社宅で木炭による一酸化炭素中毒で自殺し、両親が遺族補償給付の不支給取消しを求めた行政訴訟。名古屋地裁は、業務の量・質について、脳・心疾患発症の基準を適用し「月100時間超」の残業は過重であり、困難な業務を上司らの支援もなく一人で担当したこと等から、精神障害を発症、増悪させたとして業務起因性を認めた……[続きを読む]

2010.02.22 【判決日:2009.05.15】
ケントク事件(大阪地決平21・5・15) 難病理由にパートへの転換は無効と従前地位確認へ 健康状態の変動は想定範囲
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  • 休職
  • 傷病休職

 外食FC店の店主代行が重症筋無力症の罹患を理由にパートへ身分変更されたため、正社員たる地位や賃金仮払いを求めた。大阪地裁は、勤務を尚早とした産業医よりも時間外労働すら可能とする主治医の意見を斟酌し、職種変更が必要な「心身上の理由」は認められないと判示。負荷の軽い職場へ配置可能であり、変更の有効性について弁明がなされておらず無効とした。……[続きを読む]

2009.11.02 【判決日:2009.05.20】
渋谷労基署長事件(東京地判平21・5・20) 部下の中傷ビラでうつ病自殺、労災は不支給か 心理的負荷は総合で「強」に
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  • 労災
  • 業務上・外認定

 フードサービス会社の料理長がうつ病で自殺したのは、部下の中傷ビラ配布等が原因として、発症まで6カ月以上あること等を理由とする労災不支給処分の取消訴訟を提起した。東京地裁は、会社から糾問的な事情聴取を受けたことや左遷同然の異動について、精神障害の判断指針における心理的負荷強度を総合評価で「強」と修正し、うつ病発症と自殺の因果関係を認めた。……[続きを読む]

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