判決年月2016年5月の労働判例

2017.01.23 【判決日:2016.05.31】
ファイザー事件(東京地判平28・5・31) 管理職に降格規定を新設、一般職とされ差額求める 既得権是正でき合理的変更
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  • 昇給昇格・降格

 管理職が就業規則の降格規定新設に伴い一般社員とされたため、減額部分の支払等を求めた。東京地裁は制度の必要性について、職務遂行状況と無関係な既得権が是正でき、一般社員には昇格機会の付与など意欲向上につながるほか、厳しい経営状況などから合理性を認容。非組と交渉がなくても不当とはいえないとした。評価は最低で年収比10%減も大きいとはいえない。……[続きを読む]

2016.11.28 【判決日:2016.05.19】
ヤマダ電機事件(前橋地裁高崎支判平28・5・19) うつ病自殺で労災認定されると安全配慮義務違反? 残業100時時間超えず関連否定
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  • 労災
  • 安全配慮義務

 月100時間を超える残業等からうつ病を発症し自殺したとして労災認定され、遺族が安全配慮義務違反の損害賠償を求めた。前橋地裁高崎支部は、直近の残業を月94時間と認定したうえで、医学的知見からは長時間労働と精神疾患発症の関連性は示されておらず、時間のみで強い負荷とはいえないと判断。その他負荷は認められず、うつ病を発症したとは認められない。……[続きを読む]

2016.09.05 【判決日:2016.05.13】
長澤運輸事件(東京地判平28・5・13) 定年後再雇用で賃金3割減、正社員との差額求める 職務や責任は同一で不合理
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  • 労基法の基本原則
  • 同一労働同一賃金
  • 賃金

 定年後の嘱託再雇用で賃金を約3割引き下げられたドライバーが、正社員との賃金差額等を求めた。東京地裁は、職務内容や配置変更の範囲、責任の程度は同一としたうえで、新規採用者よりも賃金水準を低くする経営・財務上の必要性はないなど、労働条件の相違を正当と解すべき特段の事情は認められず、労契法20条違反と認定。正社員就業規則を適用し請求を認めた。……[続きを読む]

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