判決年月2018年2月の労働判例

2018.11.01 【判決日:2018.02.21】
大阪市・不当労働行為事件(東京地判平30・2・21) 組合費天引き廃止通告、不当労働行為の判断は 手続的配慮欠いた支配介入
ジャンル:
  • 労働組合

 市が、給与から組合費を天引きするチェック・オフの廃止通告を不当労働行為とした中労委命令の取消しを求めた。東京地裁は、廃止通告は手続的配慮を欠いた支配介入と判断。不適切な労使関係の払拭という目的に合理性はあるが、通告から協定期間満了まで1カ月強の状況は協議を尽くす姿勢とはいえず、廃止まで1年の猶予期間の設定も十分吟味したとはいえないとした……[続きを読む]

2018.10.11 【判決日:2018.02.28】
ニチネン事件(東京地判平30・2・28) 即戦力の敏腕営業採用、期待外れと年俸半分に 退職と二者択一で減額無効
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  • 賃金
  • 賃金請求権
  • 退職
  • 退職勧奨

 中途採用した約3カ月半後、営業成績を理由に年俸を半額にする同意を得たとする会社に対し、元営業マンが差額賃金を求めた。東京地裁は、会社側は面談で「すぐに解雇できる」と発言したうえで、「退職か給与半額か」の結論を翌日に出すよう迫ったとして、同意が自由意思に基づくとはいえないとした。退職を回避するため、やむを得ず減額を受け入れたとした。 猶予……[続きを読む]

2018.08.30 【判決日:2018.02.01】
九水運輸商事事件(福岡地裁小倉支判平30・2・1) 通勤手当を定額払、パートは正社員の半分に? 交通費考慮せず相違不合理
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  • 労基法の基本原則
  • 同一労働同一賃金
  • 均等待遇

 パート4人が、正社員と通勤手当の額に差があるのは不合理として、未払分の支払いを求めた。手当は定額で、パートは正社員の半額の月5000円だった。裁判所は、職務の差異を踏まえても交通費の補てんという手当の性質から相違は不合理と判断。通勤時間や距離が正社員より短いといった事情もなかった。月3回欠勤で不支給とされ、皆勤手当と主張したが斥けられた……[続きを読む]

2018.06.14 【判決日:2018.02.22】
サニックス事件(広島地裁福山支判平30・2・22) 48歳新人“地獄の研修”で障害負い損害賠償請求 歩行訓練中の安全配慮怠る
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  • 労働契約上の権利義務
  • 安全配慮義務

 新人研修の「24キロ歩行」で膝関節等を負傷し、労災認定を受けた48歳男性が、会社に損害賠償を求めた。研修の講師養成学校では、「地獄の訓練」と称していた。裁判所は、訓練を中断せず病院受診を認めなかったとして安全配慮義務違反と判断。年齢や体力差を考慮せずムリな研修とした。百キロの体重は病的肥満ではないとして、素因による賠償額減額は認めなかっ……[続きを読む]

2018.05.10 【判決日:2018.02.15】
国際自動車事件(東京高判平30・2・15) 時間に比例して歩合給減、割増賃金額満たすか 労基法37条の計算額上回る
ジャンル:
  • 割増賃金
  • 賃金

 時間外労働が長いほど歩合給が減る仕組みは違法とはいえないとした最高裁が、労基法37条の割増賃金額を満たすか審議のため差し戻した事案。東京高裁は、割増の基礎は、「割増金」控除後の歩合給としたうえで、会社は控除前の揚高で算出しており法の額を下回らないと判断。歩合給から割増金を控除する仕組みは、効率的な営業を奨励する合理的な制度とした。 揚高……[続きを読む]

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