判決年月1997年7月の労働判例

1998.08.03 【判決日:1997.07.16】
豊田通商事件(名古屋地判平9・7・16) 精神疾患によるとみられる非違行為で解雇 軽度の疾患で処分は有効
ジャンル:
  • 病気
  • 解雇

提訴恐れず早めの決断こそ好結果に 筆者:弁護士 安西 愈 事案の概要  原告は、いわゆる総合商社である被告の電算部に勤務していたが、精神的な問題をうかがわせるような行動があったことから上司に精神科の受診を勧められへA病院に通院した。  被告は電算部を独立させて、所属社員の大部分を出向させたが、原告については総務部付とする業務命令を出した。……[続きを読む]

1998.02.16 【判決日:1997.07.28】
日本アイティーアイ事件(東京地判平9・7・28) 役職手当支給している者が時間外手当を請求 管理職か否かで扱い変わる
ジャンル:
  • 労働時間
  • 管理監督者性

手当が割増賃金を上回れば必要ない 筆者:弁護士 中山 慈夫(経営法曹会議) 事案の概要  原告2名はA社(旧会社)に雇用されていたが、平成5年9月の営業譲渡に伴い)雇用契約上の地位が被告会社に承継された。  旧会社及び被告会社の所定勤務時間はともに午前9時から午後5時30分までとなっていたところ、原告らは、旧会社に雇用されてから平成6年4……[続きを読む]

1998.02.02 【判決日:1997.07.16】
岩倉自動車教習所事件(京都地判平9・7・16) 25年勤続パート社員の雇用契約を打切る “やむをえない事情”認める
ジャンル:
  • 更新拒否(雇止め)
  • 解雇

正社員の解雇とは 自ずと合理的差異 筆者:弁護士 牛嶋 勉(経営法曹会議) 事案の概要  原告両名は、それぞれ昭和44年1月と12月にパートタイム勤務の指導員として採用され、毎年3月21日付で、契約期間1年間の契約書を提出し、労働契約を更新してきた。  会社は、平成6年2月、原告両名を含むパート指導員全員に対して、同年3月の契約更新時に、……[続きを読む]

1997.12.29 【判決日:1997.07.23】
北海道コカ・コーラボトリング事件(札幌地決平9・7・23) 病弱者のいる労働者に転居伴う転勤命令は 甘受すべき程度を超える
ジャンル:
  • 配転・出向

他者でも支障なく 人選の誤りと判断 筆者:弁護士 畑 守人(経営法曹会議) 事案の概要  債務者は北海道内で飲料製造業を営んでいるが、業界の競争激化により利益率が低下したことから、旭川工場を閉鎖し札幌市の本社工場に統合することを決め、帯広工場を含めた人員再配置を実施することにした。これに伴いブレンド担当の債権者ら4名を帯広工場から本社工場……[続きを読む]

1997.12.15 【判決日:1997.07.29】
国立療養所青野原病院職員セクハラ事件(神戸地判平9・7・29) 社員のセクハラ問題に対する使用者責任? 「業務遂行の過程」なら負う
ジャンル:
  • セクハラ
  • 女性

執行行為契機とし 密接な関連が要件 筆者:弁護士 中町 誠(経営法曹会議) 事案の概要  国立病院に職員(日々雇用職員)として採用され、右病院の洗濯場に勤務していた原告が、洗濯場の洗濯長Yから胸を触られるなどの性的嫌がらせを受け、これを拒否したところ、仕事に必要な指示を与えない等不利益な扱いを受けたとして、Yに対し不法行為責任、被告国に対……[続きを読む]

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