判決年月2004年4月の労働判例

2005.02.14 【判決日:2004.04.15】
鞆鉄道事件(広島高裁平16・4・15) 基本給カットの協約は無効と旧賃金の支払要求 手続に瑕疵、効力は及ばず
ジャンル:
  • 就業規則の不利益変更
  • 賃金・賞与

 56歳以上の基本給30%カットを盛り込んだ労働協約の定めは無効として減額分の支払い等を求めたもので、協約締結は組合大会決議事項にもかかわらず決議されないまま締結した瑕疵があり、規範的効力は及ばないと判示、一審(広島地裁福山支判平14・2・15)の判断を維持し、会社側の控訴を棄却した。 減額も合理性欠く 混乱招く判示内容 筆者:弁護士 中……[続きを読む]

2004.11.08 【判決日:2004.04.27】
名古屋セクハラ(K設計)事件(名古屋地判平16・4・27) 同僚女性が苦情申立て、転勤拒否・無断欠勤へ 回復措置で性的危険性なし
ジャンル:
  • セクハラ
  • 女性

 泥酔女子社員への管理職の介助行為をセクハラと断じ、会社に善処を要求した同僚女子社員が同一職場での勤務を拒み、配転にも応じないで無断欠勤を続け懲戒解雇された事案。会社が就業環境改善措置を講じていると評価できるときは、性的被害の危険性を主張できないと判示し、会社の措置を有効とした。 配転・解雇は有効 対策も必要十分と 筆者:弁護士 山田 靖……[続きを読む]

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