判決年月1992年5月の労働判例

1993.02.08 【判決日:1992.05.28】
総友会事件(平4・5・28東京高判) 懲戒理由に該当する事実を告知しなかった懲戒解雇の扱い
ジャンル:
  • 懲戒・懲戒解雇
  • 懲戒手続

処分自体が正当なら有効 筆者:弁護士 渡部 邦昭(経営法曹会議) 事案の概要  社団法人総友会(Y)は、わが国における総務部門のあり方とその向上発展のために寄与し、地域社会の向上発展に貢献することを目的とした社団法人であり、総務、人事、労務に関する研究連携機関として、研究会等の会合の開催、各種調査活動、資料の出版・編集、資料・規定類の収集……[続きを読む]

1992.11.02 【判決日:1992.05.22】
文祥堂事件(平4・5・22大阪地判) 労使間の合意事項に対する協定書の作成拒否は?
ジャンル:
  • 労働組合

内容、重要性で個別に判断 筆者:弁護士 牛嶋 勉(経営法曹会議) 事案の概要  会社は、経営内容の悪化から組合大阪支部に大阪支店再建案を提示し、今後、3年間は人員整理を行わないことや7年間は大阪支店を閉鎖しないことなどを表明したが、それは出張所の閉鎖、転勤および新編成についての再建案に組合支部が協力することを前提にするものであったところ、……[続きを読む]

1992.10.26 【判決日:1992.05.29】
安田生命事件(平4・5・29東京地判) 書面によらない有給専従合意の解約は許されるか
ジャンル:
  • 労働組合

“贈与”の取り消しですむ 筆者:弁護士 加茂 善仁(経営法曹会議) 事案の概要  XはY会社の従業員であり、Y会社の従業員で組織された労働組合の執行委員長の地位にある。Xは昭和48年以来、専ら組合業務に従事し、Y会社から発令された職場でY会社に全く労務を提供せず、しかも、住居も職場発令された場所とは異なる場所に定め、約13年間にわたり賃金……[続きを読む]

1992.09.14 【判決日:1992.05.06】
書泉事件(平4・5・6東京地判) 違法ストの損害賠償責任は役員ら個人にも及ぶか ★
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  • 労働組合

組合と役員に連帯責任 筆者:弁護士 中山 慈夫(経営法曹会議) 事案の概要  本件は、会社がピケッティングを伴ったストライキによる損害を、労働組合及びその実行に加わった役員らに対して請求した事案である。  すなわち、組合は昭和53年春闘に際し、長期間に渡り断続してピケッティングを伴ったストライキ(ピケスト)を実施したが、ピケの態様は会社の……[続きを読む]

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