判決年月1994年5月の労働判例

1996.01.29 【判決日:1994.05.25】
レックス事件(東京地決平6・5・25) 企業解散の自由と労働者の解雇問題 組合潰滅目的は正義に反す
ジャンル:
  • 企業解散
  • 労働組合
  • 解雇

回避の努力と従業員への説得が肝要 筆者:弁護士 開原 真弓(経営法曹会議) 事案の概要  株式会社Y社は、資本金500万円、従業員12名の会社で、カー・オーディオ製品の試作を受注していたが、大口取引先からの受注量が減少、売上高が半減したため、関連会社の吸収合併や人員整理等の施策を講じようとしたが、労働者の理解が得られず、事業を廃止すること……[続きを読む]

1995.01.30 【判決日:1994.05.09】
エグゼ事件(東京地判平6・5・9) 勤務時間定め、月給制…請負? 実態から雇用契約と認定
ジャンル:
  • 労働者
  • 労基法の基本原則

当事者の意思確認し書面契約を 筆者:弁護士 安西 愈 事案の概要  本件は、コンピュータ会社が、病院のコンピュータシステム開発に従事させる目的でシステムエンジニアたる原告を契約社員として採用したところ、原告が同業務に従事したにも拘らず被告が約定の賃金を払わないために、原告が退職して訴に及んだという事案。会社側は、「受託業務に関する外注基本……[続きを読む]

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