安全対策の決め手できる職長の実務必携

これを知れば作業者を災害から守れる!
現場の責任者である職長が、多岐にわたる日常業務の中で最も配慮しなければならない災害防止。
わが国を代表する大手建設業各社の安全担当責任者が執筆陣として、年間の統一テーマを決定したうえで、災害防止のノウハウを開陳します。
安全対策の要点がひと目でわかるようイラストを多用し、現場の責任者にマッチした分かりやすい解説で、安全衛生教育のテキストとして最適です。
- A4判・15ページ
- 月1回(1日付け)発行
- 購読料(税抜):12,000円(年間)
安全対策の決め手 令和2年度
令和2年度の年間テーマ
『現地でKYを実施して三大災害等を防止しよう!!』
今年度の本誌では、職長さんの安全衛生活動のうち現地で行う危険予知活動、いわゆる「現地KY」をクローズアップします。現地で行う意味としては、三現主義により、危険を予知しようとすることが挙げられます。
三現主義とは、①現場②現物③現実の3つの「現」を重視する主義。つまり、現場に行き、現物を見て、現実を知ることにより問題を解決しようという考え方です。これにより、作業実態に合った危険のポイントを自主的に発見できます。さらに対策を立案するという日々の活動により、作業員一人ひとりの危険に対する感受性や集中力が高まります。
しかし、現場で行われている現地KY活動には、残念ながら不明確な内容の場合があり、毎日が同じ内容の繰り返しになってのマンネリ化も散見されます。そこで、まず職長さんが災害事例について学び、好事例を学ぶことにより、安全に関する知識を向上させて、現地KYにおける問題解決能力を高めてください。そして、より役に立つ現地KYに変えるべく、作業員をリードしていただきたいと思います。
次に、もう1つのキーワード「三大災害」ですが、これは、①墜落・転落災害、②建設機械・クレーン等災害、③倒壊・崩壊災害の3つの型の災害を言います。どれも、死亡・重篤・重大災害に繋がるおそれの高い災害の型です。これらの災害を防ぐことが、現場の先端に立つ職長さんに特に求められますので、今年度は三大災害を中心に各号のテーマを選定いたしました。
執筆:建設労務安全研究会
- 第1号:4月
- 墜落・転落災害(足場)
- 第2号:5月
- 熱中症(主な発症作業)
- 第3号:6月
- 墜落・転落災害(開口部)
- 第4号:7月
- 墜落・転落災害(脚立、可搬式作業台 他)
- 第5号:8月
- 建設機械による災害(車両系建設機械)
- 第6号:9月
- 建設機械による災害(クレーン)
- 第7号:10月
- 建設機械による災害(高所作業車)
- 第8号:11月
- 崩壊・倒壊災害(足場、支保工、土砂)
- 第9号:12月
- 酸素欠乏・一酸化炭素中毒
- 第10号:1月
- 感電・火災・爆発災害
- 第11号:2月
- 切れ・こすれ災害(電動工具)
- 第12号:3月
- 飛来・落下災害