労務監査業務を法律に明記 改正社労士法成立
2025.07.01
【労働新聞 ニュース】
「労務監査」を社会保険労務士の業務として明確化する社会保険労務士法の改正法案が6月18日、通常国会の参議院本会議で可決、成立した。「労働社会保険諸法令ならびに労働協約、就業規則および労働契約の遵守の状況の監査」が社労士の業務に含まれることを明確化している。
そのほか、社労士の使命に関する規定を新設。「労働・社会保険諸法令の円滑な実施を通じて適切な労務管理の確立と適正な労働環境の形成に寄与すること」などにより、豊かな国民生活と活力ある経済社会の実現に資することを使命として明記した。社労士の裁判所への出頭・陳述に関する規定も整備した。
令和7年7月7日第3503号1面 掲載