2025年7月配信の労働関連コラム

2025.07.31 【労働行政最新情報】
「令和6年度雇用均等基本調査」結果―女性の管理職割合や育児休業取得率などに関する状況を公表(厚労省)

 厚生労働省は、「令和6年度雇用均等基本調査」の結果を取りまとめ、公表した。  「雇用均等基本調査」は、男女の均等な取扱いや仕事と家庭の両立などに関する雇用管理の実態把握を目的に実施されている。令和6年度は、全国の企業と事業所を対象に、管理職等に占める女性割合や、育児休業制度の利用状況などについて、令和6年10月1日現在の状況の調査が行わ……[続きを読む]

2025.07.31 【主張】
【主張】地賃審こそ三要素重視を

 令和7年度の地域別最低賃金改定の目安額に関する審議が中央最賃審議会でスタートしたのに続き、地方審議会でも引上げに向けた議論が始まった。  地方審議会は、最賃決定の「三要素」に基づき示された目安額を踏まえつつ、地域の実情を考慮して議論し、各都道府県労働局長に引上げ額を答申することになる。ただ近年は、隣県などの最賃額を意識し、大幅に上乗せし……[続きを読む]

2025.07.31 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第119回 『海風(かいふう)』 今野 敏 著/吉田 修

現代に重なる外交折衝  本書は、幕末の外交現場を舞台に、列強の圧力や国内の攘夷思想、幕府内の思惑が交錯するなかで奮闘する幕臣たちの姿を描いた歴史小説である。永井尚志(なおゆき)や岩瀬忠震(ただなり)といった外交テクノクラートたちが、冷静な観察と知略をもって難局に挑む姿は緊張感に満ち、読む者を惹きつける。  武士としての矜持と、国家の命運を……[続きを読む]

2025.07.30 【監督指導動向】
死亡災害増加で安全対策要請 職場内のパトロール求める 徳島労働局

 徳島労働局(亀井崇局長)は6月30日、今年に入り昨年を上回るペースで死亡災害が増加していることから、建設業労働災害防止協会徳島支部など9団体に安全対策の徹底を要請した(写真)。職場の安全パトロールの実施や、作業手順の作成を求めている。  同労働局管内では、今年1~5月に5人が死亡しており、前年同期の3人から増加している。死亡災害は特定の……[続きを読む]

2025.07.28 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『熱中症の怖さと予防対策 改訂第2版』

改正省令の新措置に対応  今年6月に施行された改正労働安全衛生規則により、新たな熱中症予防対策が事業者に義務付けられた。本書は、死亡につながりかねない熱中症に関して、知っておかなければならないことを整理し、改正に対応した措置の手順とともに予防のポイントを解説している。  従来からの熱中症予防策に加え、特に気をつけたいのが、発症時の対処方法……[続きを読む]

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