『労働契約』の労働判例

2022.03.31 【判決日:2021.03.31】
医療法人社団悠翔会事件(東京地判令3・3・31) 医師を1カ月間有期雇用、契約更新1回でクビ 通算2カ月目の雇止め有効
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  • 労働契約
  • 試用期間

 1カ月の有期雇用契約を締結した非常勤医師が更新1回で雇止めされたため、地位確認を求めた。医師は当初、期間を定めない労働条件を提示されたが、眼をケガしたため非常勤として採用された。東京地裁は、契約締結に至る事情から更新期待には合理的理由があると認定。一方、更新の期待度は高いとはいえず、通院により勤務できないなど業務に支障を及ぼすことから雇……[続きを読む]

2021.10.28 【判決日:2021.03.26】
ヴィディヤコーヒー事件(大阪地判令3・3・26) 事業譲渡後も同じ店で勤務、労働条件引継ぐ? 退職金債務負うのは転籍元
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  • 労働契約
  • 承継
  • 賃金
  • 退職金

 事業譲渡後も同じコーヒーショップで勤務していた店長が、転籍先へ退職金を請求した事案。「退職金制度あり」の譲渡会社から、「同制度なし」の譲受会社へ転籍した。大阪地裁は、会社間の事業譲渡契約において、転籍元で発生した退職金債務を転籍先が引き受ける合意は認められないと判断。転籍先への支払い請求を斥けた。転籍元の役員は店長に対し、退職金は支払う……[続きを読む]

2021.10.21 【判決日:2021.02.10】
みずほ証券事件(東京地判令3・2・10) 海外留学終了後に退職、費用3000万円返還求める 5年勤務で免除の契約有効
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  • 労働契約
  • 賠償予定

 海外留学制度を利用して帰国後、約半年で退職した元従業員に対し、会社が誓約書に基づき約3000万円の返還を求めた。東京地裁は、留学は業務と直接関連せず役立つ性質のものでもないと判断。勤務以外でも通用する有益な経験・資格等であり個人の利益になる部分が相当大きいとした。返還が免除される5年間の勤続も不当に長いとはいえず、法が禁じる賠償予定には……[続きを読む]

2020.09.24 【判決日:2018.10.24】
理化学研究所事件(東京高判平30・10・24) 中国勤務者が雇止め無効と提訴、準拠法どこに 労務管理拠点の日本法適用
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  • 労働契約
  • 更新拒否(雇止め)
  • 解雇

 雇止めされた中国事務所の職員が、中国法に基づき雇用継続を求めたのに対し、法人は契約期間満了と訴えた。東京高裁も日本法が適用されると判示。労働条件の決定・管理は国内で行われ、労務提供地の法を適用すると定める通則法の推定を覆し、最密接関係地を日本とした。日本からの赴任時に別段の合意もないなど、準拠法として日本法を選択したと判断し、職員の請求……[続きを読む]

2020.06.04 【判決日:2019.12.18】
カキウチ商事事件(神戸地判令元・12・18) ホームページの募集条件より賃金低いと訴える 求人票には手当込みと記載
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  • 労働契約
  • 労働条件の明示

 会社ホームページの求人欄では「月給35万円」だったとして、元トラック運転手が実際に支給された賃金との差額を求めた。労働条件は書面で明示されなかった。神戸地裁は、職安の求人票では手当を含め35万円以上と記載されていたほか、面接時の説明などから基本給と認識していたとは認められないと判断。運送会社の勤務歴があり、賃金体系を把握、認識していたこ……[続きを読む]

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