『労働契約上の権利義務』の労働判例

2020.09.03 【判決日:2019.07.19】
住友ゴム工業(石綿ばく露)事件(大阪高判令元・7・19) 肺がんで死亡、業務の因果関係否定した一審は 石綿ばく露原因と賠償命令
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 肺がんで死亡したのは石綿が原因として、遺族らが会社に慰謝料等を求めた事案の控訴審。元従業員の一部について、症状や喫煙歴から業務と発症の因果関係を否定した地裁に対し高裁は、10年以上のばく露歴を認めた労災医員の意見などから因果関係を認容。昭和35年時点で会社は石綿の危険性を予見可能であり、保護具を使用したとの主張もないことから安全配慮義務……[続きを読む]

2020.08.20 【判決日:2020.01.28】
青森三菱ふそう自動車販売事件(仙台高判令2・1・28) 残業少なくうつ病自殺と関連否定した一審は 労災認定後に会社責任認容
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  • 労災
  • 安全配慮義務
  • 損害賠償

 うつ病を発症して自殺したのは、長時間労働が原因として遺族が会社に損害賠償を求めた。残業時間数は月平均80時間を下回るなどとして、請求を棄却した一審後に、適応障害と労災認定されていた。二審は労災認定を不合理ということはできないと判断。発症後に決算月があり長時間労働が続いたと推認し、その間先輩の叱責に過敏に反応して自殺したとして、一審を覆し……[続きを読む]

2020.06.25 【判決日:2019.09.26】
狩野ジャパン事件(長崎地裁大村支判令元・9・26) 2年間ほぼ毎月100時間超残業させられ賠償請求 長時間労働に慰謝料30万円
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  • 労働契約上の権利義務
  • 損害賠償

 元従業員が、2年間にわたり毎月100時間以上残業したことで、精神的苦痛を被ったとして慰謝料等を求めた。裁判所は、会社は長時間労働で健康を損なわないよう安全配慮義務を負うと判断。心身の不調など疾患を発症していなくても、タイムカードの時刻から労働状況を改善指導すべきところこれを怠ったもので、未払割増賃金とともに慰謝料30万円の支払いを命じた……[続きを読む]

2020.02.27 【判決日:2019.06.19】
食品会社A社事件(札幌地判令元・6・19) 採用した障害者自殺、仕事少なくうつ病悪化? 業務量の調整義務違反なし
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  • 労働契約上の権利義務
  • 安全配慮義務

 少ない業務量しか与えられず、うつ病を悪化させ自殺したとして、遺族が会社に損害賠償を求めた。札幌地裁は、業務量増加の要望を受けた上司は、安全配慮義務として心理的負荷の有無や程度を検討して対応すべき義務を負うが、会社は相談を放置せず対応していたと同義務違反を否定。上司が採用の理由を「障害者雇用率のため」と発言したことは配慮を欠くが、自殺との……[続きを読む]

2019.08.22 【判決日:2018.11.22】
Y社事件(横浜地裁川崎支判平30・11・22) ミスの言い争いから殴られ障害負い賠償求める  私的なケンカ会社責任なし
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  • 労働契約上の権利義務
  • 安全配慮義務
  • 損害賠償

 介護事業所内のケンカで障害を負ったオペレーターが、加害者の訪問介護員と会社に損害賠償を求めた。ミスの責任をめぐる言い争いから暴行に発展した。裁判所は、被害者の担当業務に注意指導は含まれず、事業執行と密接な関連はないとして使用者責任を否定。嫌悪感の衝突などが原因とした。会社に予見可能性はなく安全配慮義務も負わないが、加害者には過失3割とし……[続きを読む]

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