『賞与』の労働判例

2019.10.17 【判決日:2019.01.16】
大阪市交通局事件(大阪地判平31・1・16) 身だしなみ基準違反で考課減点され慰謝料請求 ひげで低評価は裁量を逸脱
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  • 賃金
  • 賞与

 地下鉄の運転士2人が、ひげで低評価の査定を受けたと慰謝料などを求めた。身だしなみ基準では整えた状態も不可だった。大阪地裁は、ひげは社会に広く肯定的に受け入れられておらず禁止に合理性はあるが、基準は任意の協力を求める趣旨で、不利益処分とすることは合理的な限度を超えると判断。上長の退職示唆なども含め裁量権の逸脱濫用として各22万円の支払いを……[続きを読む]

2015.12.27 【判決日:2015.05.07】
京都大学事件(京都地判平27・5・7) 国立大職員の給与減額、1年半の時限措置で効力は 国から要請あり必要性認容
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  • 就業規則の不利益変更
  • 賃金
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 国立大学の教職員115人が、約1年半の時限的な給与減額は無効と提訴。京都地裁は、国家公務員の給与減額を契機として、国から役職員の給与減額要請があり、それに併せて実施したもので高度の必要性を認容。他大学よりも低い減額率で、労組と交渉を繰り返すなど給与規程変更を合理的とした。労契法10条により規程変更に合意していない者に対しても拘束力は及ぶ……[続きを読む]

2014.05.05 【判決日:2013.05.25】
国・中労委(シオン学園)事件(東京地判平25・5・23) 賞与の低査定は組合差別、救済申立て棄却され提訴 不利益取扱いの推認が可能
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  • 労働組合
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  • 賞与

 組合員の賞与を低く査定したとして、労組が不当労働行為の救済申立てを棄却した中労委命令の取消しを求めた。東京地裁は組合員と非組合員は自動車教習所の指導員として働き、同質性を有する集団と判示。会社と対立が悪化した時期に考課分が100%に拡大し運用に恣意的な要素が入るなど、考課制度の合理性を欠き不利益取扱いと推認した。 考課分が100% 恣意……[続きを読む]

1997.11.10 【判決日:1996.10.29】
力ツデン事件(東京地判平8・10・29) 対象期間勤務した定年退職者から賞与の請求 支給日在籍要件は有効
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  • 賃金
  • 賞与

妥結の遅延に伴うケースは理由必要 筆者:弁護士 加茂 善仁(経営法曹会議) 事案の概要  XはY会社に雇用されていたが、平成7年6月27日、定年により退社した。Y会社の給与規程によると、夏季賞与の支給日は、原則として7月の第2週の金曜日とし、支給対象期間は前年11月21日から当年5月20日までとするが、支給日現在在籍している者に支給すると……[続きを読む]

1997.05.19 【判決日:1996.09.27】
錦タクシー事件(大阪地判平8・9・27) 年休・労災休業日を賞与算定日数から除外 「公序良俗」に違反しない
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  • 賃金
  • 賞与

乗務の積算による計算に合理性ある 筆者:弁護士 渡部 邦昭(経営法曹会議) 事案の概要  Xは、昭和43年9月13日、運転手として錦タクシー株式会社(以下、会社)に入社した労働者である。会社とXの所属する錦タクシー労働組合との間において、平成5年夏季賞与については同年7月6日に、同年冬季賞与については同年12月6日に、平成6年夏季賞与につ……[続きを読む]

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