『暴力・暴言』の労働判例

2016.04.25 【判決日:2015.08.07】
M社事件(東京地判平27・8・7) 成績不良者へ叱咤激励したはずの言動で降格処分? 幹部の職責に反しパワハラ
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 営業ノルマ未達成の部下6人に対するパワハラを理由に懲戒処分として降格された元役員補佐が、叱咤激励だったと主張して処分無効を求めた。東京地裁は、「辞めると一筆書け」など約30の言動は、就業規則のパワハラ定義に当てはまり懲戒事由にも該当すると判断。適切に指導せず、退職を強要し執拗に迫ったことは極めて悪質で、幹部としての地位職責に反し処分相当……[続きを読む]

2008.04.07 【判決日:2007.09.14】
セコム損害保険事件(東京地判平19・9・14) 入社直後から上司批判、指導に応じず普通解雇 協調性の欠如は顕著で相当
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 女性社員の上司や同僚に対する暴言、反抗的態度が入社以降1年間も改善されないことを理由とする解雇の有効性を争った。東京地裁は、採用当初から労働契約における信頼関係は成り立たず、回復困難な程度に破壊されたと判示。度重なる指導・警告がなされた状況から、他の懲戒処分を経ていないことをもって適正手続違背とはいい難く、解雇は合理的かつ相当とした。……[続きを読む]

2006.10.09 【判決日:2005.04.20】
A保険会社上司事件(東京高判平17・4・20) 成績不振者への叱咤メール、職場全員に送信!? 表現が限度超え相当性欠く
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 「やる気がないなら辞めるべき」というメールを、成績不振の課長代理本人のほか十数人の同僚に送信したのは、名誉毀損に当たるとして上司に慰謝料を請求した事案。一審は指導の一環と棄却したが、控訴審では、表現が許容限度を超え相当性を欠くとして5万円の慰謝料を認容した。なお本件被控訴人の上告は最高裁で不受理となった(平17・9・20)。 名誉毀損に……[続きを読む]

2000.06.05 【判決日:1999.10.29】
協生証券事件(東京地判平11・10・29) 上司へ侮辱的発言繰返す社員に5日間の出勤停止 裁量権の濫用はなく有効
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言動が常軌を逸し解雇にさえ値する 筆者:弁護士 山田 靖典(経営法曹会議) 事案の概要  証券業者であるY社は、社員であるXが、①平成7年1月から同年10月までの間、M次長に対し、少なくとも1カ月に1回以上、大声で暴言を吐き室内を騒然とさせ、その都度、たしなめられたが改めなかった、②平成7年11月30日、M次長に依頼した顧客の電話をしてく……[続きを読む]

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