『服務規律違反』の労働判例

2017.08.23 【判決日:2016.12.28】
私的なチャットで解雇、費やした時間の賃金返せ!? 私語を区別できず労働時間 ドリームエクスチェンジ事件(東京地判平28・12・28)
ジャンル:
  • 労働時間
  • 懲戒・懲戒解雇
  • 服務規律違反

 私的なチャットを理由に懲戒解雇された元課長が、処分無効を求めた事案。会社は反対に労働時間ではないとして賃金返還を求めた。東京地裁は、業務連絡にチャットが使われていた中で、1日約2時間の私的利用は職務専念義務に反し、内容も会社の信用を毀損するなど処分有効とした一方、私語と業務連絡が混在し時間を特定できないため、まとめて指揮命令下とした。指……[続きを読む]

2014.05.19 【判決日:2013.06.21】
私物の外付けHDDでデータ無断持ち出し懲戒解雇 情報漏えいの事実なく無効 乙山商会事件(大阪地判平25・6・21)
ジャンル:
  • 懲戒・懲戒解雇
  • 服務規律違反

 私物のハードディスクに取引先の情報を記録し無許可で持ち帰ったとして、懲戒解雇された元従業員が地位確認などを求めた事案。大阪地裁は、懲戒解雇事由の解釈は厳格に運用すべきで、情報流出の危険性を生じさせただけで「外に漏らさないこと」に違反したと同視できないと判示。また、「事案が重篤なとき」にも当たらず解雇無効とした。危険性生じただけ 拡大解釈……[続きを読む]

2009.10.19 【判決日:2009.03.17】
子の保育園送迎に社有車使用、解雇処分は酷か 注意すれば足り制裁重過ぎ T社事件(甲府地判平21・3・17)
ジャンル:
  • 懲戒・懲戒解雇
  • 服務規律違反

 派遣会社の営業社員が、社有車を子の送迎に使用したほか、職場秩序を乱す数々の就業規則違反を理由に解雇されたため、雇用契約上の地位確認等を請求した。甲府地裁は、車利用を直接注意した事実もなく黙認されており、些細な事実で制裁として重きに過ぎて合理性を失すると判示。加えてその他の解雇理由も、規則の違反条項が不明であり権利濫用として無効とした。指……[続きを読む]

2008.08.04 【判決日:2008.03.10】
配転拒否やうつ病休職中の会社批判理由に解雇 非違の程度重く相当性ある マガジンハウス事件(東京地判平20・3・10)
ジャンル:
  • 懲戒・懲戒解雇
  • 服務規律違反

 編集部付カメラマンが配転命令拒否後に、うつ病を理由に1年間欠勤しブログ内で会社を批判したこと等から、普通解雇されたため、雇用契約上の地位確認などを求め提訴した。東京地裁は、配転命令拒否に正当な理由はなく、賃金の支給等、療養を支援する趣旨に反した行動が服務規律違反に問われることはやむを得ないとして、解雇には社会的相当性が認められるとした。……[続きを読む]

2008.04.14 【判決日:2007.09.18】
私用メールなど「職務専念義務」違反理由に解雇 1年間も放置し相当性欠く 北沢産業事件(東京地判平19・9・18)
ジャンル:
  • 懲戒・懲戒解雇
  • 服務規律違反

 原告は就業時間中の私用メールなどを含め9つの就業規則違反を理由に行われた即時解雇の無効を訴えた。東京地裁は、月2~3通程度の私用メールは社会通念上許容される範囲を超えたとは認めがたく、事実と認められる他の違反事由も、会社が事実を把握した後、1年間も事情聴取や注意を行わず、何らの告知もなく解雇することは、社会通念上相当性を欠き無効と判断し……[続きを読む]

年月アーカイブ

ページトップ