『手待時間』の労働判例

2018.10.25 【判決日:2017.09.26】
南海バス事件(大阪高判平29・9・26) 路線バス終着から出発までは“待機”と割増請求 乗客対応の義務なく休憩中
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車離れることも可 6分で実作業完了  路線バス運転手が、ターミナル到着から出発までを「待機時間」として割増賃金を求めた訴訟の控訴審。会社はその間6分間のみ労働時間としていた。大阪高裁は、バスの移動や忘れ物の確認、清掃は6分間で可能で、残り時間を休憩と認定。車から離れることもでき乗客対応も義務とまではいえないとした。休憩中の実作業は申告する……[続きを読む]

2011.05.02 【判決日:2010.11.16】
奈良県(医師時間外手当)事件(大阪高判平22・11・16) 産科医の宿日直勤務をすべて労働時間とした判断は 全体にわたって指揮命令下
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  • 労働時間
  • 手待時間

 県営病院の産科医が、当直勤務は時間外労働に当たるとして割増賃金を求めた事案で、大阪高裁は、労基署は「断続的な宿日直勤務」として許可したが、救急患者への対応は通常業務そのもので、「業務命令に基づき指揮命令下にある」と判断した一審判決を支持。一方、応援要請に備えて自宅待機する「宅直勤務」は、医師の自主的な取組みで労働時間には当たらないとした……[続きを読む]

2008.08.25 【判決日:2008.03.27】
大道工業事件(東京地判平20・3・27) 急なガス管修理の対応で常駐、手待時間と主張 拘束性有さず労働から解放
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  • 労働時間
  • 手待時間

 ガス配管工事請負会社の従業員が、シフト担当日は実作業のない不活動時間も含め労働時間に当たるとして、時間外割増賃金等の支払いを求めた。東京地裁は、労務提供の可能性があるという意味では一定の制約があるものの、不活動時間中はパソコンに興じる等拘束性を有するとはいえず、高度に労働から解放されており、指揮命令下にない呼出待機の状態と判示し、訴えを……[続きを読む]

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