『労働時間』の労働判例

2024.06.13 【判決日:2024.04.16】
損害賠償等請求本訴等事件(最三小判令6・4・16) 技能実習先を訪問、事業場外の時間どう算定? “みなし”否定した原審破棄
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  • 労働時間
  • 事業場外労働

 外国人技能実習生の指導員に、事業場外みなし制の適用があるか争われた訴訟の上告審で、最高裁は、労働時間を算定し難いといえないとした原審を破棄。審理のため差し戻した。業務日報に関して原審が指摘した訪問先への記載内容の確認は、現実的可能性や実効性が明らかとはいえないとした。携帯電話を貸与していたが、随時具体的に指示を受けたり報告することもなか……[続きを読む]

2024.05.16 【判決日:2023.03.03】
日本レストランシステム事件(東京地判令5・3・3) 飲食チェーンを経営、課長職には残業代なし? 権限限られ管理監督者否定
ジャンル:
  • 労働時間
  • 管理監督者性

 飲食チェーン店の運営会社で、戦略営業部の責任者である課長が、労基法の管理監督者には当たらないとして割増賃金等を請求した。東京地裁は、経営企画業務よりも店舗業務に追われ、権限責任は限定的なことから、管理監督者性を否定。指揮命令するよりも「される側」だったとした。非管理監督者である店長職の給与と比較すると、厚遇されていたとはいえないとしてい……[続きを読む]

2024.05.02 【判決日:2023.03.09】
させぼバス事件(福岡高判令5・3・9) 路線バスの停留所待機、休憩でないと割増請求場所ごとに労働時間か判断
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  • 手待時間
  • 賃金
  • 割増賃金
  • 労働時間

 路線バスの乗務員が、始発や終点のバス停で待機する時間は労働時間として割増賃金等の支払いを求めた事案の控訴審。継続して10分以上業務を離れることができる時間について、会社は休憩時間としていた。福岡高裁は一審と同様に、待機場所ごとに労働時間性を判断。乗客対応や車両移動の必要性があり、実態を踏まえ労働から解放されていない時間は労働時間として控……[続きを読む]

2024.02.01 【判決日:2023.02.22】
医療法人社団誠馨会事件(千葉地判令5・2・22) 研修医が病院外で夜間電話対応し割増賃金請求 待機中の労働時間性を否定
ジャンル:
  • 手待時間
  • 労働時間

 形成外科の研修医が、夜間の電話連絡等に対応するために病院外で待機していた時間について、割増賃金の支払いを求めた。千葉地裁は、待機中の生活状況は私生活上の自由時間の過ごし方と大きく異ならないとして、労働時間には当たらないとした。遠方に滞在できないという場所的な制約はあるが、電話対応や呼出出勤の回数・時間は、自由時間を阻害するものではないと……[続きを読む]

2024.01.25 【判決日:2023.02.22】
そらふね元代表取締役事件(名古屋高裁金沢支判令5・2・22) 会社解散後に主任が代表取締役へ残業代求める 管理監督者扱いは“重過失”
ジャンル:
  • 賃金
  • 割増賃金
  • 労働時間
  • 管理監督者性

 管理監督者と扱われ残業代が支払われなかったとして、主任ケアマネージャーが解散した会社の元代表取締役に損害賠償等を求めた事案の控訴審。一審は未払いの原因を経営難としたが、二審は残業代を支払わないために制度を利用したとして、任務懈怠との因果関係を認めた。元代取は、顧問社労士に管理監督者の判断基準や業務がふさわしいかを確認せず重大な過失がある……[続きを読む]

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