『高齢任意加入』の労働実務相談Q&A

2020.08.28 【厚生年金保険法】

60歳から任意加入可能か 資格期間は10年に短縮

キーワード:
  • 高齢任意加入
Q

 従業員の奥さんがまもなく60歳になるそうです。国民年金の第3号被保険者でなくなりますが、「年金を増やすため、任意加入したい」と希望されているそうです。そこでちょっと気になったのが、年金の受給資格期間の短縮です。現在は、資格期間10年で年金をもらえるようになりましたが、任意加入制度に影響があるのでしょうか。【愛知・K社】

A

65歳まで受給権関係なし 年金額増やす目的に対応

 年金の任意加入の規定は、国民年金と厚生年金の双方に設けられています。

 国民年金では、まず65歳までの高齢任意加入が認められています(国年法附則5条)。さらに、70歳までの特例高齢任意加入制度も設けられています(国年法平6・附則11条、平16・附則23条)。

 厚生年金には、70歳以降の高齢任意加入の規定があります(厚年法附則4条の3)。

 従業員の方が厚生年金の被保険者で、…

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2018.11.20 【厚生年金保険法】

被保険者続けられるか 長く未納で受給権なし

キーワード:
  • 高齢任意加入
Q

 自営業者の未亡人で、長く保険料が未納でした。受給資格が得られるまで加入を延長できるそうですが、パートでも大丈夫ですか。【長崎・T子】

A

資格得るまで任意加入可能

 厚年の被保険者資格は原則として70歳が上限です(厚年法14条5号)。70歳到達以後は企業等に勤務していても被保険者資格を喪失するので、厚年の保険料の支払いも不要です。

 ただし、長く自営業を営んでいた人の配偶者などで、…

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