2016年2月配信の人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2016.02.29

男性年少者なら夜勤可能か 午後 11時まで営業延長 時給高く勤務希望あり

キーワード:
  • 労働基準法
  • 女性及び年少者関係
Q

 ビル全体(ショッピング・モール)の開店時間延長で、深夜11時まで営業することになりました。高校中退で、遅番勤務に従事している男性従業員(18歳未満)がいます。該当時間帯の時給を高めに設定するため、この方も勤務を希望しています。「男性なら年少者でも夜勤可能」と聞きますが、問題ないでしょうか。【千葉・I社】

A

常夜勤のみ選択ならダメ

 年少者(満18歳に満たない者)に関しては、原則として深夜業(午後10時から翌日午前5時までの勤務)が禁止されています(労基法61条)。…

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2016.02.29

無年金にならないか 20歳到達直後に障害

キーワード:
  • 厚生年金保険法
Q

 知人のご子息が、20歳の誕生日の翌月にアルバイト先からの帰宅中事故で大ケガをしました。後遺症が残るかもしれないらしいのですが、20歳前の障害基礎年金の対象にはなりそうもなく、また学生で国民年金の納付をしていなかったので、無年金になるのではと両親が大変心配しています。重い障害が残ったとき、救済される余地はあるでしょうか。【北海道・A生】

A

被保険者期間不問の場合も

 20歳到達以後は学生でも国民年金の被保険者となり、被保険者期間に初診日のある傷病について障害年金を受給するには、…

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2016.02.29

健診受けず支給制限? 過重労働で発病したら

キーワード:
  • 労災保険法
Q

 過重労働による体調不良を訴えてきた従業員がいますが、毎年受診を義務付けている定期健診の記録がありません。仮に業務上災害の場合、本人の過失として給付に影響が及ぶのでしょうか。【島根・K社】

A

罰則ある規定のみ減額対象

 労災法12条の2第2項では、重大な過失により、傷病、障害、死亡もしくはこれらの原因となった事故を生じさせ、またはその程度を増進させ、回復を妨げたときは、政府は、保険給付の全部または一部を行わないことができるとしています。…

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2016.02.25

減給制裁時の随時改定

キーワード:
  • ショート実務相談Q&A
  • 減給制裁
Q

 基本給の減給制裁があった場合、随時改定はどのようになるでしょうか。また、同月に手当の付与による固定的賃金の変動(増額)がある場合、随時改定の取扱いはどのようになるでしょうか。

A

 減給制裁は固定的賃金の変動には当たらないため、随時改定の対象とはなりません。

 また、同月に固定的賃金の変動(増額)があった場合は、変動した固定的賃金の支給実績があった月を起算月として、減給制裁と手当等を併せた報酬全体で2等級以上の差が生じれば、随時改定に該当することになると考えられています(平25・5・31事務… 回答の続きはこちら

2016.02.18

協会けんぽの保険料率

キーワード:
  • ショート実務相談Q&A
Q

 協会けんぽの平成28年度の保険料率は、どうなるのでしょうか。どうも毎年上がっているイメージですが…。

A

 全国平均の保険料率は10%に据え置かれていますが、都道府県ごとで保険料率が異なっています。例えば、東京のここ最近の推移は、8.18(平成21年度)、9.32(22年度)、9.48(23年度)、9.97(24年度)、9.97(25年度)、9.97(26年度)、9.97(27年度)となっていました。東京に関してはここ数年は据え置きだ… 回答の続きはこちら

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