2025年8月配信の人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

NEW2025.08.01 【労働施策総合推進法(旧雇用対策法)】

パワハラの解決援助求めたい 異動内示で問題表面化 年月経過して対応困難に

キーワード:
  • ハラスメント
  • パワハラ
Q

 人事異動を内示したところ、その中に以前の上司と同じ部署では働きたくないという従業員がいました。上司に話を聞くと過去に受けた注意指導は、パワハラだった気がするといいます。当該従業員と当時の上司が一緒に働いていたのはだいぶ前のことで、会社としてどうしたものか悩んでいます。労働局は紛争解決の援助をしてくれるとのことですので、判断を仰ぐ形でも良いでしょうか。【愛知・N社】

A

1年以上前は対象外も

 パワハラ防止措置をめぐって労使間で紛争が生じた場合、紛争解決の援助制度が設けられています。労働局長は、紛争の当事者の双方または一方から解決の援助を求められた場合には、必要な助言、指導または勧告をすることができます(労推法30条の5)。

 職場の上司にパワハラを受け会社に相談したが、何も対応してくれず体調を崩し、休業した等という事案では、…

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