厚生年金保険法

2022.01.13 【厚生年金保険法】

遺族厚生年金が止まる!? 権利を失う配偶者とは

キーワード:
  • 遺族厚生年金
  • 遺族基礎年金
Q

 社労士試験の勉強をしていますが、遺族年金のことで疑問が生じました。参考書には、「子が遺族基礎年金の権利を有する場合、遺族基礎年金の権利がない配偶者は、遺族厚生年金の支給がストップする」という記述があります。配偶者(母)と子が残された場合、どうして上記のようなケースが生じるのでしょうか。【和歌山・K生】

A

生計同一でない連れ子 通常基礎年金とセット

 被保険者が死亡し、妻(配偶者)と子どもが残されたとします。「妻と子」がいる家庭では、通常、遺族基礎年金と厚生年金がセットで支給されます。

 妻(配偶者)・子ともに年金の受給権者ですが、配偶者がいる場合、原則として「子に対する年金は支給停止」となります(国年法41条2項、厚年法66条1項)。

 しかし、ご質問にあるように「配偶者に遺族基礎年金の権利がなく、子が遺族基礎年金の権利を有するときは、配偶者に対する遺族厚生年金が支給停止」となるという規定が存在します(厚年法66条2項)。

 この例外はどのようなケースで生じるかですが、…

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2021.12.29 【厚生年金保険法】

障害年金から切替えは? 特別支給の老齢年金開始

キーワード:
  • 老齢厚生年金
  • 障害厚生年金
Q

 当社で働く従業員で、障害等級3級の障害厚生年金を受給している人がいます。まもなく老齢厚生年金(60歳台前半)の支給開始年齢に達します。本人から、切替えの必要性について質問を受けましたが、どのように考えればよいのでしょうか。【岡山・U社】

A

25年超加入なら老齢選択 支給停止する範囲縮小へ

 年金は、「上下一体で一人一年金」が原則です。ただし、65歳以上の場合、一定範囲で、支給事由の異なる年金を併給できる場合もあります。

 ご質問の方は、現在、障害厚生年金(3級)を受給中とのことです。まもなく60歳台前半の老齢厚生年金の支給開始年齢に到達し、2つの年金の権利を有することになりますが、この両者を併給することはできません。なお、この方が引き続き厚生年金の被保険者として働き続けるのであれば、障害者特例の対象にはなりません。

 障害厚生年金3級と60歳台前半の老齢厚生年金の金額を比較し、…

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2021.11.27 【厚生年金保険法】

付加保険料の元取れるか 月400円を支払う

キーワード:
  • 付加年金
Q

 専業主婦などが、付加年金の保険料を納めることで、将来の年金額を増やせるという記事を読みました(関連記事=付加保険の仕組み教えて 定年退職後に妻が加入)。月400円程度の出費増は問題ないのですが、先にお金を支払って、元が取れないということがあるのでしょうか。【北海道・A社】

A

受給2年以降はプラス 任意加入の均衡点10年

 付加年金は、国民年金の第1号被保険者が申出により、保険料を上乗せで支払い、将来の老齢基礎年金額を増やす仕組みです(国年法87条の2)。

 毎月400円ずつ支払うと、老齢基礎年金の額(年額)が「200円×付加保険料納付済期間の月数」だけ増加します(国年法44条)。

 1年に…

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2021.11.11 【厚生年金保険法】

加給年金額はどうなる? 妻が特別支給の受給開始

キーワード:
  • 加給年金
  • 老齢厚生年金
Q

 当社では、社長の奥さんも役員として名を連ねていますが、この奥さん(役員)が、まもなく特別支給の老齢厚生年金を受け取れるようになります。現在、社長の年金には、奥さんの配偶者加給年金額が上乗せされています。この場合、配偶者加給年金額に影響が出るように記憶していますが、詳しい内容を教えてください。【大阪・T社】

A

在老「全額停止」なら継続 改正あるが経過措置対象

 基本的な点から、再確認しましょう。

 老齢厚生年金の受給権者(原則として厚年の被保険者期間240月以上)が、その権利を取得していた当時、生計を維持していた65歳未満の配偶者があるとき、受給権者の年金に配偶者加給年金額が上乗せされます(厚年法44条)。

 現在、貴社の社長さんは、奥さんの配偶者加給年金額を受給中とのことです。しかし、まもなく奥さんが特別支給の老齢厚生年金を受け取るようになります。

 配偶者加給年金額は、老齢厚生年金(原則として厚年の被保険者期間が240月以上)、障害厚生年金その他政令で定めるものの支給を受けることができるときは、…

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2021.10.28 【厚生年金保険法】

付加保険の仕組み教えて 定年退職後に妻が加入

キーワード:
  • 付加年金
  • 定年
  • 老齢基礎年金
Q

 当社従業員がまもなく60歳定年を迎えますが、体調が思わしくないため、再雇用は選択せず、完全リタイアするというお気持ちのようです。ご本人の退職と同時に、奥さんが国民年金第1号被保険者となります。将来のことを考え、「付加年金の保険料も納めたい」とご相談を受けました。私としては初めてのケースですが、付加年金とはどういう仕組みなのでしょうか。【鹿児島・T社】

A

5年加入して終身支給 繰下げなら増額対象

 厚生年金の被保険者は、原則として、同時に国民年金の第2号被保険者となります。第2号被保険者に生計を維持されている配偶者(20歳以上60歳未満)は、国民年金の第3号被保険者となります(国年法7条)。

 しかし、厚生年金の被保険者が退職し、第2号被保険者でなくなれば、奥さんの第3号被保険者資格も喪失します。今後は第1号被保険者となり、保険料の納付義務も生じます。ちなみに、ご主人は60歳に到達するので、第1号被保険者への切替は不要です。

 奥さんが将来受け取る年金額を増やすため、付加年金制度の利用を検討されているということです。付加年金は、…

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