厚生年金保険法

2020.07.28 【厚生年金保険法】

外国人の一時金いくら? 帰国で掛捨てを防止

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  • 脱退一時金
Q

 当社で雇用している外国人労働者が、個人的事情により帰国することに決まりました。外国人が本国に戻って生活する場合、年金の一時金を受けることができたと記憶します。本人の在職中は社会保険の被保険者として保険料を納付していました。「掛捨て防止」の措置と聞きますが、どの程度の額が戻ってくるのでしょうか。【静岡・K社】

A

3年間納めた額が上限 令和3年から5年へ延長

 外国人であっても、日本国内で働く場合、原則として社会保険に加入する必要があります。ただし、厚生年金については、日本人と外国人の本国間で社会保障協定が結ばれていれば、例外的な取扱いが認められています。

 ご質問にある外国人労働者は、貴社で厚生年金に加入されていたとのお話です。公的年金制度は強制加入が建前で、本人の希望に基づく脱退は認められていません。

 しかし、在留期間の短い外国人の場合、…

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2020.07.11 【厚生年金保険法】

勤務月から在老で減額か 月途中に入社したら

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  • 在職老齢年金
Q

 体調不良で定年時に退職を選択された方がいます。先日、OB会を開催したのですが、すっかりお元気になられていました。高度技能の持ち主だったので、経営陣は復帰交渉を進めたい意向です。ただし、既に60歳代前半の年金を受給しています。会社の賃金締切日の翌日(21日)から勤務した場合、その月は在職老齢年金の対象になるのでしょうか。【東京・I社】

A

調整されるのは「翌月」 引き続き加入が条件

 厚生年金の被保険者期間は、「資格を取得した月から資格を喪失した月の前月まで」を算入します(厚年法19条)。月の途中に入社しても、その月をフルの1カ月として取り扱います。保険料も、「被保険者期間の計算の基礎となる各月につき、徴収」されます(81条)。

 一方、…

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2020.07.09 【厚生年金保険法】

厚生年金の等級なぜ引き上げに

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  • ショート実務相談Q&A
Q

 厚生年金の標準報酬月額の等級が引き上げられるという話しを聞きました。ただ、こうした額をもらっている人は決して多くないとは思うのですが、引き上げの要件などを教えてください。

A

 厚生年金の等級は、現在31等級あります。標準報酬月額は62万円(月額60万5000円以上)です。

 法20条2項では、全被保険者の標準報酬月額を平均した額の2倍に相当する額が標準報酬月額等級の…

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2020.06.27 【厚生年金保険法】

繰上げ年齢で差はあるか 支給開始が64歳と65歳

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  • 在職老齢年金
  • 老齢厚生年金
Q

 60歳台前半の老齢厚生年金の支給開始年齢が60歳と61歳以降では、繰上げの取扱いが違うという記事を読みました(令2・5・1本誌2353号)。私は65歳まで年金を受け取れない世代ですが、支給開始年齢が64歳未満と65歳では、繰上げの仕組みに違いがあるのでしょうか。【新潟・Y生】

A

60歳代前半でも「高在老」 法改正され調整額を統一

 男性の場合、誕生日が昭和36年4月2日以降の方は、60歳台前半の老齢厚生年金の支給対象になりません。65歳から、法律の本則(42条)に基づく老齢厚生年金を受給する形となります。

 誕生日がそれ以前の人、たとえば昭和34年4月1日~昭和36年4月2日の男性の場合、64歳から1年間、60歳台前半の老齢厚生年金を受給できます。

 支給開始が64歳でも65歳でも、…

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2020.06.11 【厚生年金保険法】

遺族も保険料納付なぜ? 受給額に影響ないはず

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  • 老齢基礎年金
  • 遺族厚生年金
  • 遺族基礎年金
Q

 従業員が在職中にお亡くなりになり、奥さんが遺族基礎・厚生年金を受給されています。先日、この方とお会いした際、国民年金に関して質問を受けました。現在は国民年金の第1号被保険者ですが、遺族なのになぜ保険料を納める必要があるのか、納得がいかないというお話です。将来的に、どのようなメリットがあるのでしょうか。【富山・G社】

A

「老齢」併給すると反映 遺族基礎はいずれ失権

 年金制度では、「1人1年金」を原則とします。複数の年金の受給権を得ても、基本はいずれかの選択となります。

 現在、ご質問にある奥さんは、夫の死亡により遺族基礎・厚生年金を受けておられます。将来的に他の年金の権利を得ても、併給ができないとすれば、これ以上、年金制度に加入する意味はないようにも思えます。「保険料を納めなくても、結果として受け取る年金額は同じではないか」という疑問が生じても、不思議はありません。

 しかし、65歳に到達すると、部分的に併給が認められるケースもあります。…

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