労働組合法

2020.09.12 【労働組合法】

管理職昇格後も組合員!? 慣例に反して継続希望

キーワード:
  • 利益代表者
  • 管理監督者
Q

 当社では、実力・能力主義人事といいながら、ある程度の年齢に達すれば「課長相当職(スタッフ管理職)」に昇格させているのが実態で、その際、慣例として労働組合資格を喪失する扱いになっています。ところが、秋の昇格人事で課長相当職になった従業員が、「自分は利益代表者に該当しないので、組合員資格を継続したい」と主張しています。こうした場合、どのように取り扱うのがベターなのでしょうか。【島根・Y社】

A

「協約で除外」問題なし 利益代表者かは疑問も

 「管理職昇格と同時に労組から脱退」というルールは、労使の現場で広く採用されています。 

 根拠としては、労組法2条が挙げられます。同条では、「御用組合」と認められるような団体を労組法の適用対象から除外していますが、「利益代表者の参加を許すもの」もその一種です。

 利益代表者には、次の4つのカテゴリーが含まれます(労組法2条1号)。…

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2016.02.15 【労働組合法】

ユシ協定の効力は消滅か 非組が増え過半数割れに

キーワード:
  • 利益代表者
Q

 当社では、長年、ユニオン・ショップ協定を結んでいます。しかし、最近では、非正規社員や嘱託再雇用の高齢者(非組合員扱い)が増え、過半数を割り込みそうな状況です。この場合、協定の効力はどのように考えるべきでしょうか。【沖縄・C社】

A

条件を満たさず失効する 利益代表除き分母に含む

 使用者は、原則として、労働者が労組の組合員となるか否かについて、口出しができません。労組からの脱退を雇用条件とすると、不当労働行為とみなされます(労組法7条1項)。

 ただし、その逆に、…

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2015.10.15 【労働組合法】

労組に名簿提出求めたい 応じない場合は団交拒否

キーワード:
  • 利益代表者
Q

 当社の幹部社員ですが、本人および統括チームの成績が振るわないため、一般職に降格させました。その後、「社内の一部社員で労組を結成したので、降格の件について団交をしたい」という申し入れがありました。同格レベルの社員が一定数同調しているようですが、実態が分かりません。名簿の提出に応じない間は、会社側も団交を拒否するという対応には問題がありますか。【徳島・E社】

A

組合員特定は交渉の中で 下級管理職なら法に適合

 名簿の問題を考える前に、幹部社員を中心に結成した労組が法的保護を受けられる否かについて確認しておきましょう。

 使用者の利益を代表する者(利益代表者)の参加を許す労組は、自主性の要件を満たさず、法適合組合と認められません(労組法2条)。しかし、課長クラスであっても、労務管理部門の管理職を除けば、利益代表者に該当しないといわれています。…

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