2017年1月配信の人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2017.01.30

フレックスの休憩時間帯は? コアタイム廃止で検討 連続8時間で付与求める

キーワード:
  • 労働基準法
  • 労働時間関係
Q

 当社は製造業で、一部の部署でフレックスタイム制を採用しています。コアタイムをなくす方向で検討を進めていますが、労組と話し合ったところ、「労働時間が連続8時間に達した場合、1時間の休憩を取る」という一文を挿入するよう主張しています。自主性尊重という観点から、ルールはできる限り簡素化したいというのが本音です。労組に対して、どのように回答すべきでしょうか。【長野・O社】

A

位置問わないがルールを

 フレックスタイム制は「始業・終業の時刻を労働者の決定にゆだねる」ものですが、休憩時間は労基法34条に合致するように与える必要があります。

 貴社は製造業ですから、…

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2017.01.27

端数処理はどう行う 労働時間の賃金換算

キーワード:
  • 労働基準法
  • 賃金関係
Q

 1日の労働時間で生じた分単位の端数をカットすると原則法律違反ですが、1カ月の労働時間においては例外があったと認識しています。一方、労働時間を賃金に換算して端数が出た場合にも処理の決まりがあったかと思いますが、よく覚えていません。具体的にはどういうルールなのか、教えてください。【香川・P社】

A

一定条件下で四捨五入可能

 近年は給与ソフト等で処理をするため直接給与を計算する機会は減ってきていると思われますが、端数の取扱いには一定のルールがあります(昭63・3・14基発150号)。…

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2017.01.26

子の看護休暇 半日の労使協定例

キーワード:
  • ショート実務相談Q&A
Q

 子の看護休暇等に関して、半日の決め方を教えてください。1日の所定労働時間の半分を「昼休みの前後」で区切るような労使協定例としてはどういった文言が考えられるのでしょうか。

A

 原則として、半日は1日の所定労働時間の2分の1(則34条1項)となり、ただし労使協定により取得の単位となる時間数を定めたときは、その時間数(同条2項)ということになります。ですから、時間数の決めは本来必須といえますが、たとえばシフト制等、所定労働時間の定めが細分化されているケースにおいては、時間数を定めたことと同様の効果があると… 回答の続きはこちら

2017.01.25

マタハラ対応いつまで 本人は退職やむなし

キーワード:
  • 雇用機会均等法
Q

 妊娠中の女性から、マタハラがあり適切な対策が講じられなければ退職もやむなしと申出がありました。事実を確認して必要な措置を講じるつもりですが、いつまでにといった期限はあるのでしょうか。【長野・S社】

A

「会社都合」1カ月メド

 妊娠、出産等に関するハラスメントの具体例は、マタハラ指針(平28・8・2厚労省告示312号)に定められています。同指針では、事業主に相談の申出があった場合、事実関係の迅速かつ正確な確認および適正な対処を求めています。

 退職した場合の扱いですが、…

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2017.01.23

年齢別限度額の適用時期は? 療養開始から1年半後 年金たる給付も同じ扱いか

キーワード:
  • 労災保険法
Q

 労災保険の年金給付ですが、年齢別の最低・最高限度額の適用があったと記憶します。インターネットで検索したところ、「療養開始後1年6カ月を経過した方に支給する休業(補償)給付および年金たる保険給付について、限度額を設けている」という趣旨の文章を発見しました。「1年6カ月を経過」という部分は、後半の「年金たる保険給付」という部分も修飾しているのでしょうか。【埼玉・Y社】

A

初回給付から支給額調整

 労災保険給付は、給付基礎日額の何%・何日分という形で決められています。「給付基礎日額」は、労基法の平均賃金に相当する額ですが、…

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