2017年12月配信の人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2017.12.28

副業・兼業と健診

キーワード:
  • ショート実務相談Q&A
Q

副業・兼業を促進する方向で検討が進められているといいます。「労働時間の通算」がひとつ課題かと思いますが、ところで、正業と副業がともに短時間の場合の健康診断についても、通算といったことになるのでしょうか。

A

安衛法66条の雇入時健診や定期健診、法66条の10のストレスチェックは、常時使用する労働者のほか、常時使用する短時間労働者が対象となります。

通達(平26・7・24基発0724第2号)では、契約期間が1年以上(予定も含む)で、週の労働時間数が当該事業場において… 回答の続きはこちら

2017.12.27

休職満了の予告必要か 自然退職ではなく解雇 私傷病から復職メド立たず

キーワード:
  • 休職
  • 労働基準法
  • 労働契約関係
  • 復職
  • 解雇
Q

 私傷病で休職中の従業員がいますが、まもなく期間満了となります。今も復職のメドが立たず、このままでは退職とせざるを得ません。当社の就業規則をみると、「期間満了までに休職事由が消滅しないときは、解雇する」という文言となっています。解雇ですから、期間満了の日前に予告を発しておくべきでしょうか。【岐阜・D社】

A

期間満了日で判断を

 私傷病で労働の提供ができない場合、最初に年休を消化し、次に欠勤状態となります。しかし、正社員等を対象として、「私傷病休職」の規定を設ける会社が少なくありません。…

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2017.12.26 【労災保険法】

請求不要で支給される? 1年6カ月後も休業継続

キーワード:
  • 休業(補償)等給付
  • 傷病(補償)等年金
Q

 「休業(補償)給付」が「傷病(補償)年金」に切り替わったケースがあるのですが、切替えは自動的に行われたようです。所轄労働基準監督署長の「職権」によって行われるので、請求手続きは不要とのことでした。傷病等級の変更も同様とのことですが、会社としての対応が分かりにくいのでご教示ください。【栃木・M社】

A

支給決定や等級変更も 「特別支給金」は申請を

傷病(補償)年金

 業務または通勤が原因となった負傷や疾病の療養開始後1年6カ月を経過した日またはその日以後、一定の要件に該当するとき、傷病(補償)年金が支給されます。年金の支払月は、支払要件に該当することとなった月の翌月分から支給され、毎年2月、4月、6月、8月、10月、12月の6期にそれぞれの前2カ月分が支払われます(労災法9条)。…

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2017.12.26 【労働基準法】

労使協定締結する根拠は 賃金を口座振込みに

キーワード:
  • 労使協定
  • 賃金関係
Q

 労使協定を締結した場合、誰でも閲覧できる状態にする必要があると思います。わが社で過去に結んだ労使協定をチェックしていたら、賃金の銀行振込に関するものが出てきました。労基法を調べたのですが、該当する条文がみつかりません。何か根拠となる規定があるのでしょうか。【岡山・S社】

A

実務上は「指導」対象 本人同意が法的要件だが

 労基法では、就業規則等と並んで、労使協定についても周知義務を課しています。対象となる協定は、労基法106条1項に列挙されています。

① 18条2項(強制貯金)
② 24条1項(賃金控除)
③ 32条の2第1項(1カ月単位変形労働時間制)
④ 32条の3(フレックスタイム制)
⑤ 32条の4第2項(1年単位変形労働時間制)
⑥ 32条の5第1項(1週間単位非定型的変形労働時間制)…

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2017.12.26

冬期の災害なくす対策は 改善効果上がりにくい

キーワード:
  • 安全管理
Q

 冬期に発生する職場災害を防止する方法を教えてください。当社工場は従業員150人で、機械部品の製造をしている職場ですが、毎年冬になると災害が多くなります。数多くの改善措置をしておりますが、一向に成果が上がっていません。何か良い方法があれば教えてください。【青森・S社】

A

凍結に起因する事故多い 積雪寒冷地へ「対策要綱」

 積雪寒冷地においては、冬期における降雪、低温などの冬期特有の気象条件の影響を受け、転倒・墜落災害および車両等のスリップ事故による労働災害が多発しています。職場で働く人が起こす冬期の災害をいくつか紹介しましょう。

<災害事例Ⅰ>

 機械部品を箱に入れ、それを持って他の工場に行く途中、通路が凍結していたため、滑って工具に躓き転倒した。…

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