労働基準法

NEW2021.04.20 【労働基準法】

請求に応じるべきか 退職証明書を再交付で

キーワード:
  • 労務一般関係
  • 退職
Q

 1年半前に退職した労働者から、「再度転職したため、退職証明書を送ってほしい」という連絡がありました。退職直後にも一度退職証明書を渡しているのですが、再交付に応じる必要はあるのでしょうか。【新潟・S社】

A

2年の時効へかかる前なら

 退職した労働者が以下の5項目に関する証明書を請求してきたとき、使用者は遅滞なく交付しなければなりません(労基法22条1項)。5項目とは、①使用期間、②業務の種類、③その事業における地位、④賃金、⑤退職の事由(解雇の場合はその理由を含む)です。…

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2021.04.12 【労働基準法】

監視業務で賃金設定は? 1日いくらで額決めたい

キーワード:
  • 監視・断続的労働
  • 賃金関係
Q

 夜間の警備員などの監視断続業務で「手待ち時間」が多い場合ですが、労基法では割増賃金に関して特例があると聞きました。ところで、賃金を1日いくらといった形で設定するうえで、実労働時間分を支払うような形にしたいのですが、最低賃金を考えると問題がありそうです。どのように考えればいいのでしょうか。【東京・I社】

A

許可受けて割増不要に 最低賃金は「減額特例」も

 通常の労働者と比較して労働密度が疎である者について、労基法は労働時間、休憩、休日の規定の適用を除外しています。法41条3号では、「監視又は断続的労働の従事する者」を規定しています。対象となる範囲には、本来の勤務がこれに該当する者と、宿日直勤務でこれに該当する者に分けられます(労基法コンメンタール)。前者はさらに、監視に従事する者と断続的労働に従事する者の二種類に分けられます。本欄では、前者の本来の業務として従事する者という前提で考えてみます。

 本件は2種類の「許可」があることに…

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2021.04.09 【労働基準法】

所定内・外分分けられる? 兼業先での労働時間 大部分は法定外と処理

キーワード:
  • 副業・兼業
  • 労働時間関係
Q

 政府の旗振りにより、副業・兼業を推進する社会的機運が高まっています。そこで疑問があるのですが、一般に、労働時間は、所定内・外労働、法定外労働に区分されます。兼業を行う場合、労働時間が通算され、兼業者の働く会社では、大部分の時間を法定外労働時間として処理する必要があるといいます。こうした会社の場合、所定内・外労働という区分が成り立つのでしょうか。【東京・U社】

A

本業除く法定内で区分が

 労働時間の3区分について、その関係を確認しましょう。所定内労働時間とは、本来的には契約(就業規則・労働協約等)で定めた時間という意味です。具体的には、始業時刻から終業時刻までの時間のうち、休憩時間を除いた時間を指します。

 賃金との関係からいえば、所定労働時間をフルに働いた場合、契約で定めた所定の賃金が支払われます。遅刻等があれば賃金がカットされ、所定の時間を超えて働けば残業代が加算されます。

 所定労働時間は契約で定められますが、労働法規の制約を受けます。たとえば、1日の所定労働時間10時間と定めても、通常の労働時間制の下では、8時間を超える部分は法定外労働として取り扱われます。…

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2021.04.08 【労働基準法】

ワーケーションの時間管理は

キーワード:
  • ショート実務相談Q&A
Q

 「ワーケーション」ですが、労働時間を把握管理するうえでどのように考えればいいのでしょうか。長期休暇の合間に、労働日を挟むような形をイメージしています。

A

 ワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語だそうです。

 労働時間の把握管理に関して原則となる考え方を示したものに、労働時間の適正把握ガイドライン(平29・1・20基発0120第3号)があります。原則は、…

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2021.04.02 【労働基準法】

時間帯明示の趣旨は? 夜勤手当を増設する 深夜割増と定め方で違い

キーワード:
  • 割増賃金
  • 労働時間関係
  • 深夜業
Q

 深夜割増とは別に、夜勤手当を増設するケースに関する記事を読みました(令3・3・15付3297号16面)。「『夜勤者に支払う』とだけ定めたのでは、途中勤務等の場合等の取扱いが不明確」との記載がありますが、手当の対象となる時間帯を明示する趣旨は何なのでしょうか。2種類の定め方の違いを説明してください。【千葉・F社】

A

残業し被る際などへ備え

 深夜(午後10時から翌朝5時まで)の時間帯に勤務した場合、2割5分以上の割増賃金を支払う義務が発生します(労基法37条4項)。それに加えて、夜勤手当を上増しで支給するとします。

 話を単純化するために、夜8時から翌朝5時まで(深夜の時間帯に1時間の休憩)というシフトを例として取り上げます。夜勤者が、この時間帯をフル勤務すれば所定の額が加算されるのは当然ですが、シフト勤務の一部を欠勤したとします。…

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