人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2019.01.10

任継だと金額が変わる? 傷病手当金受給中に退職

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  • 健康保険法
Q

 従業員が病気で治療を続けていましたが、退職することになりました。傷病手当金の継続給付を受けますが、「任意継続被保険者の手続きを採るべきか」と質問を受けました。総務のベテラン課員によると、「継続給付の額に差が出るケースもあったのでは」といいます。本当に、そんな心配があるのでしょうか。【岡山・S社】

A

現行制度で差は生じない 任継独自の支給すでに廃止

 現行の条文(平成28年4月施行)に従って、傷病手当金の規定を確認しましょう。

 傷病手当金を計算する際には、原則として「支給を始める日」を基準とします(健保法99条)。1日当たりの金額は、下記の額を30で除して算出します。

 ① 支給開始日の属する月以前12カ月の標準報酬月額の平均…

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2018.12.27

資格得喪の手続き必要? 退職して数日後に再契約

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  • 健康保険法
Q

 当社で雇用しているパートですが、まもなく雇用期間が満了します。再契約するつもりですが、経理から注文がありました。雇用期間と賃金計算期間にズレがあるので、この機会に調整したいというのです。数日空白期間を設けた場合、いったん、社会保険の資格を喪失させる必要があるのでしょうか。【大阪・A社】

A

使用関係が継続なら不要 実態に照らし個別に判断

 本欄では、健康保険法の条文を使って、ご説明します。健保の適用事業に使用される者(および任意継続被保険者)は、適用除外の対象者を除き、被保険者となります(健保法3条1項)。逆にいえば、「使用されなくなれば」資格を喪失する理屈です。

 健保法では、資格喪失の理由として4種類を挙げています(36条)。

 ①死亡したとき
 ②事業所に使用されなくなったとき…

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2018.12.03

パートのケガ届出か 休日に第三者行為災害

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  • 健康保険法
Q

 パートが休日、自動車同士の事故に遭いました。労災には第三者行為災害の手続きがありますが、健保はどのような扱いでしょうか。パートは被保険者ではなく被扶養者です。【岡山・P社】

A

被扶養者も提出が必要

 保険者は、給付事由が第三者の行為によって生じた場合に保険給付を行ったときは、その給付の価額の限度で、保険給付を受ける権利を有する者(被害者)が、第三者(加害者)に対して有する損害賠償の請求権を取得する(法57条1項)とあります。…

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2018.11.27

残業代で保険料高額に? 業務集中し随時改定対象

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  • 健康保険法
Q

 突然の退職者の後任として係長職に昇格した従業員ですが、昇格後に業務が集中し、多額の残業代が発生しました。結果として随時改定の対象となり、保険料が大幅にアップしてしまいました。本人は不満を訴えますが、何か救済措置があるのでしょうか。【山梨・B社】

A

調整措置が適用され得る 固定的賃金と不一致の時

 随時改定は、①固定的賃金の変動、②変動月以降3カ月の報酬の平均月額と標準報酬月額の間に2等級以上の差が発生、③3カ月とも報酬の支払基礎日数が17日以上(社会保険の拡大適用者は11日以上)という条件を満たす場合に実施されます(健保法43条)。

 ②については、…

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2018.11.05

傷手金の起算日いつ 年休中は全額停止

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  • 健康保険法
Q

 傷病手当金の支給期間は、1年6カ月といいます。年休を消化してから休職期間に入るときの支給期間の起算日ですが、療養の開始日からということになるのでしょうか。【鹿児島・P社】

A

支給開始後1年6カ月

 傷病手当金は、被保険者が療養のため労務に服することができないとき、その労務に服することができなくなった日から起算して3日を経過した日から労務に服することができない期間、支給するとしています(健保法99条)。…

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