『復職』の労働実務相談Q&A

2023.01.27 【労働基準法】

平均賃金どう算定するか 私病明けで3カ月無出勤

キーワード:
  • 平均賃金
  • 復職
  • 賃金関係
Q

 ある従業員が3カ月以上の長期入院から回復し復職日が決まったものの、その前日に機械が故障し休業させることになりました。平均賃金はどう算定すればよいでしょうか。【富山・O社】

A

初日を発生日として計算 業務上でも同様の方法

 平均賃金を計算する際は、算定すべき事由の発生した日以前3カ月間における賃金総額を、同期間の総日数で割って求めます(労基法12条1項)。もっとも、賃金締切日がある場合は事由発生日の直前の賃金締切日を起算日とし、ここからの3カ月(3賃金締切期間)で計算します(同条2項)。

 平均賃金には最低保障額が定められています。賃金の一部または全部が日給制、時間給制または出来高払制その他の請負制で定められている場合は、同期間における①日給制、時間給制または出来高払制その他の請負制で定められた賃金総額を労働日数で割って求めた額の60%と、②月給制、週給制その他一定の期間によって定められた賃金総額を総日数で割った額の合計です。…

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2017.12.27

休職満了の予告必要か 自然退職ではなく解雇 私傷病から復職メド立たず

キーワード:
  • 休職
  • 労働基準法
  • 労働契約関係
  • 復職
  • 解雇
Q

 私傷病で休職中の従業員がいますが、まもなく期間満了となります。今も復職のメドが立たず、このままでは退職とせざるを得ません。当社の就業規則をみると、「期間満了までに休職事由が消滅しないときは、解雇する」という文言となっています。解雇ですから、期間満了の日前に予告を発しておくべきでしょうか。【岐阜・D社】

A

期間満了日で判断を

 私傷病で労働の提供ができない場合、最初に年休を消化し、次に欠勤状態となります。しかし、正社員等を対象として、「私傷病休職」の規定を設ける会社が少なくありません。…

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