人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2020.05.02

有害ガス発生を防ぎたい ボイラー使用時の注意点

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Q

 ボイラー等の燃焼機器を安全に使いたいのですが、有害物質を出さないためにはどのような点に注意すれば良いでしょうか。【神奈川・F社】

A

簡易型も定期的に点検 新しい警報機が効果的

 燃焼機器(ボイラー)には、厨房用のほか、さまざまな種類や型式があります。また、設置や取扱いが簡単な業務用温水ボイラーについても、さまざまな業界に数多く設置されています。労働災害も少なからず発生しています。災害の分類としては熱的危害(高温部との接触による火傷等)が最も多いのですが、物質的危害(有害ガス吸引による障害)も少なくありません。

 燃焼機器は、燃料であるガスや油を燃焼器(バーナ)で強制燃焼させます。空気と燃料のバランスが崩れて空気不足、または燃料と空気の混合不良で不完全燃焼が起こると一酸化炭素(CO)が発生し、油焚きでは煤塵(黒いスス等)も出ます。人は濃度0.04%のCOを吸引すると中毒状態になり、0.16%になると2時間で死に至ります。

 2009年6月、ホテルで修学旅行生22人がCO中毒になり、…

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2020.03.31

軽微な労災が減らない!? マニュアル類は整備済み

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Q

 工場の安全の責任者ですが、軽微な労災の発生に悩んでいます。現場は、マニュアル、基準書の整備や教育、危険予知や事故事例検討もしっかりと行っています。また、トップの安全監査の成績も良好なレベルにあります。どのような原因が考えられるでしょうか。【宮崎・S生】

A

事故事例の議論深める 形式的な報告書にさせない

 現場作業の安全確保には、基本項目として作業の安全基準、作業手順、その他安全のルールを明確にするとともに、担当者各人に教育を行い、それらを遵守させることが必要です。

 しかしながら、作業マニュアルや各種基準書、全員の教育実施や安全活動記録を確認すると完璧に記述されており、また現場管理者に質問すると「基準はしっかり守られています」と回答があるものの、現場の安全成績はさほど良くない例がみられます。…

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2020.03.01

被災地の活動で留意点は 重量物運搬などに従事

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Q

 災害ボランティアに参加する際の注意事項を教えてください。屋外で重量物の運搬などを行うことがあります。【茨城・K生】

A

粉じん対策にマスク必須 滑り止め手袋や安全靴も

 まずボランティアなので労災保険が適用されません。万が一に備えてボランティア保険に加入しましょう。市区町村にあるボランティアセンターで加入できます。

 センターでは依頼内容に応じて班に分けられます。リーダーを決めてそれぞれ自己紹介をしましょう。例えばAさんは軽トラックを所持、Bさんの活動はお昼まで、Cさんは経験者など情報を共有します。活動中は名前で呼び合えるとコミュニケーションが取りやすくなります。

 現地に到着したら…

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2020.02.02

安全標識の表示どうする 効果的な掲示方法教えて

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Q

 現場の安全標識の効果的な掲示方法を教えてください。例えば、物の落下に対する表示はどのようにしたら良いでしょうか。【広島・I社】

A

「赤は禁止」など色分け 表現は短い単語で簡潔に

 頭上の突起物に対して注意喚起する標識が、頭上にあるとします。標識に気づく人は、突起物にも気付くはずです。危険なのはその標識に気付いていない人、頭上を見ていない人です。もし足元に標識があれば視線(注意)を足元から頭上に向けることができ、危険に気付かせることができるのです(写真は東京・上野駅)。

 誰に、どんな状況で、どうさせるのか、目的をはっきりさせれば効果を上げることができます。設置する場所や数、標識の大きさや文字のフォントや配色など、目的に対して使い分けると効果的です。…

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2019.12.31

足場作業の災害防ぎたい 作業手順や不注意で事故

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Q

 マンションの大型改修工事などで、建物の外壁に足場を組み立てる場合、足場の設置や作業手順の不備、作業員の不注意等に起因した災害が多発しています。災害防止のための留意点について教えてください。【神奈川・O社】

A

上下作業禁止など順守を 墜落転落のリスク洗い出す

労働安全衛生規則(足場等関係)が改正され、「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令等の施行等について」(平30・6・22基発0622第1号)が通知されました。これは諸外国や国際標準化機構(ISO)の動向を踏まえた措置です。死亡・重篤災害のゼロを目指し安全確保に努める必要があります。

1.作業区分

 足場作業には、足場の組立て作業、高さ2m以上の箇所での作業、機材の運搬作業等があります。…

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