監督指導対応の留意点は 「心得」あれば知りたい

2022.05.10 【労働安全衛生法】
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Q

 働き方改革の影響か労働時間管理などを含め安全衛生に係る行政指導も、製造業や建設業に限らず厳格に行われるようです。当社は安全衛生管理につきまして、健康診断、ストレスチェック、各種委員会活動の実施などを進めているつもりですが、安全衛生課の調査を受けたことはありません。念のため心得などをご指導ください。【東京・N社】

A

リスクアセス実施が重要 是正時期はっきり明示

安全衛生課の主な仕事

 労働基準監督署は、厚生労働省の第一線機関であり、 現在、全国に321署があります。「安全衛生課」は、機械や設備の設置に係る届出の審査や、職場の安全や健康の確保に関する技術的な指導を行うこととされています。

 安全衛生課は労働安全衛生法違反を取り締まります。働く人の安全と健康を確保するための措置が講じられるよう事業場への指導などを行っています。具体的には、機械の検査や建設工事に関する計画届の審査、事業場に立ち入っての、職場の健康診断実施状況、有害な化学物質の取扱いに関する措置の確認などを行っています。また、労災の調査の過程で労働基準監督署長が悪質と判断して、労災課からの情報提供で監督課や安全衛生課が動くという可能性もあります。労働安全衛生法違反を指摘されると、労働基準法違反同様、事業者が書類送検される可能性もあります。厚労省「令和2年労働基準監督年報」の送検事件状況によれば、安衛法20条(設備等)、法21条(作業方法)の送検検数は、いずれも前年度を上回っていました。

 最近の労基署の立入り調査では、…

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2022年5月15日第2402号 掲載

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