人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2019.09.30

いかなる対応が適切か? 職場の健診で結核の疑い

キーワード:
  • 衛生管理
Q

 定期健康診断のレントゲン検査で、結核が疑われる影があるので病院を受診せよと指摘された社員がいました。普段は工場の現場におり、本人に聞いてみるとこのところ風邪をひいたのか少し咳をしていたといいます。とりあえずすぐに受診させましたが、職場としてどうするのが正しいのか、教えてください。【新潟・E社】

A

速やかに診断受けさせる 接触者の健康状態も確認

 結核は、戦後すぐ(1950年ころ)は日本人の死因の1位を占めていた感染症です。その後減って行きましたが、現在でも年間2000人以上が結核で亡くなっています(平成30年は2204人=厚生労働省)。結核菌は結核患者の咳とともに飛散し、飛沫核のなかに入り込むため空気感染するという特徴があり、また適切な治療をしないと致死的になる可能性があるため、診断した医師が保健所に届け出る義務のある、感染症法で指定された第2類の感染症です。…

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2019.08.31

若年層の高血圧どう対処 服薬しても数値下がらず

キーワード:
  • 衛生管理
Q

 地方から本社に異動してきた30代の男性社員が、定期健診で210/130の高血圧を指摘されました。以前から放置していたようで、産業医面談で当面の夜間シフトや残業の禁止といった措置の意見とともに、内科受診を勧奨され、本人も薬を飲み始めたのですが、なかなか血圧が基準値に戻らず、就業制限も解除できません。何かできることはあるでしょうか。【大阪・T社】

A

「二次性高血圧」の可能性 原因疾患を治療して改善

 高血圧は、それ自体は症状がありませんが、放置すると脳卒中や心筋梗塞など心血管系の致死的な病気の原因となり、「サイレントキラー」と呼ばれることもあります。血圧の高い状態が続くと、血液の圧力に耐えるために動脈の血管壁が厚くなります。血液が流れる内腔が狭くなり、血液の流れる抵抗が増え、血圧がますます上昇します。…

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2019.08.01

EAP依頼のメリットは ストレスチェックを活用

キーワード:
  • 衛生管理
Q

 職場のメンタルヘルス対策としてストレスチェックの導入を予定していますが、規模が小さな会社で産業医が常駐していません。実施結果をどのように活用すべきか迷っているところですが、ある方から「EAP」の活用も有効ではないかというアドバイスを受けました。名前を聞いたことはあるのですが詳しく知らないので、どういうものなのかを教えてください。【東京・K社】

A

中立的なアドバイス可能 機関により特徴さまざま

 「EAP」とは、英語“Employee Assistance Program”の略語で、「従業員支援(援助)プログラム」と訳されます。専門の機関が企業等と契約し、従業員のカウンセリングや休職者の復職支援、職場環境改善のアドバイスなどを行っています。

 もともとはアメリカで、従業員の薬物やアルコールへの依存症を解決するプログラムとして、1940年代頃に導入が進んだものであると言われています。現在ではその対象はメンタルヘルス関連のみならず、…

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2019.05.31

新入社員が「5月病」に? メンタル不調のとらえ方

キーワード:
  • 衛生管理
Q

 今年の新入社員の表情がさえず「辞めたい」といい出しました。誰しも最初はつらく、次第に慣れていくものと思っているのですが、メンタルヘルス不調があるかもと思うと、一概に励ますこともできません。どのように対応したら良いでしょうか。【千葉・Y社】

A

話しをよく聴き経過観察を 成長阻害しない配慮も

 新しい時代を迎えるなか、皆さんの会社の新入社員は「元気に」働けているでしょうか? 毎年、この時期になると問題になるのが「5月病」です。5月病とは、新入社員が新しい環境に適応できずに精神的、気分的に調子を崩す症状の総称です。

 最近の若い世代はSNSなど、自分にとって比較的心地よい集団のなかで育ってきています。新入社員研修の間はまだ良いのですが、いざ職場に配属され多様な同僚のなかで、自分の力で仕事をしろと言われると、「できる」と思っていた自分と実際には「何もできない」現実とのギャップから、「こんなはずじゃなかった」と不安や焦りを感じ、調子を崩してしまう人が出てきます。なかには早々に「つらいです」「辞めたいです」と言ってくる人もいます。…

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2019.05.02

車での通勤許容できるか てんかんの持病ある社員

キーワード:
  • 衛生管理
Q

 発作を起こし、てんかんと診断され製造ラインから内勤に異動させた社員に、最近薬の飲み忘れでまた発作が起きました。業務上車の運転などはさせていませんが、通勤で自家用車を使っています。本人は、主治医の診断書から「内服ができていれば通常勤務や自動車運転は問題ない」と主張しますが、問題ないでしょうか。【神奈川・H社】

A

本人の自己管理可能なら 届出で免停になる場合も

 てんかんを持った社員が運転中にその病気により事故を起こした場合、会社が疾患を知っていれば会社の責任は免れないと考えるべきで、裁判例もいくつかあります。

 飲み忘れによる発作がある以上、業務上の運転は禁止してよいでしょう。通勤における運転は、それが事実上避けられない事業場などでは一律に禁止してよいのか迷うこともあり得ます。ただ、自家用車の通勤を事業者が黙認していると、通勤事故は事業者にも責任があるとされるおそれがあります。…

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