人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2018.11.01

社員の発達障害どう対処 診断を受けて初めて発覚

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  • 衛生管理
Q

 2年目の社員で、「指示したことをやれない」「覚えが悪い」「仕事の優先順位がつけられない」といった評価を受けている者がいました。本人も悩んでいたようですが、先日、「病院で『発達障害』の診断を受けました」と言ってきました。どのように対応したらよいでしょうか。【愛知・O社】

A

「合理的配慮」の義務あり 本人との意思疎通が重要

 発達障害は何らかの要因による脳機能の障害で、多くは幼児期・学童期に気づかれますが、知的水準が高い人で成人・社会人となってから初めて診断されるケースも増えています。ご質問の社員さんはアスペルガー症候群を含む「自閉症スペクトラム障害(ASD)」や「注意欠陥多動性障害(ADHD)」などと診断された可能性があります。たとえば…

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2018.09.28

ワクチン接種指示可能? インフル流行を防ぎたい

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  • 衛生管理
Q

 昨年の冬、弊社ではインフルエンザで多数の社員が欠勤し、業務に大きな支障が出ました。そのため、今年は社長から「今年はワクチンを全員に打たせるように」と指示が出たのですが、使用者が労働者に対してそのような指示をすることは、問題ないのでしょうか。【埼玉・I社】

A

接種を強制するのは不可 重要性説明し負担軽減を

 少し前に流行した新型インフルエンザまでいかなくても、毎年流行するインフルエンザは企業活動にとって大きな影響を与えます。欠勤者が多数出た場合はもちろんのこと、人数が少なくても基幹部署で集団発生したために全体の業務がストップしてしまえば、影響は甚大です。一度でもそういった経験をすると、何とか流行を阻止したいと考えるのは、経営者としては当然の考えかと思います。…

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2018.08.27

感染症予防への配慮とは 海外出張・赴任に際して

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  • 衛生管理
Q

 中小企業ですが、おかげさまで仕事が拡大し、海外進出を検討することになりました。社員に対して海外出張や近い将来赴任をさせようと考えていますが、衛生面からの配慮にはどのようなものがあるでしょうか。【神奈川・A社】

A

渡航前後には法定の健診 接種等を追加する企業も

 海外派遣は経済のグローバル化に伴って増えており、こういった相談も増加しています。衛生問題は感染症のほか、生活の変化による生活習慣病やメンタル面の障害もあります。早めの対応で未然防止につなげるのは安全配慮義務の一環といえます。

 法律では海外に6カ月以上滞在する労働者に対して、その前と帰国後に健康診断を受けさせることを事業者に義務付けています(安衛則45条の2)。…

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2018.08.03

同じ病名でも症状違う? メンタル不調のとらえ方

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  • 衛生管理
Q

 弊社にはメンタルヘルス不調を患っている社員が数名います。職場としても配慮をしなければと思うのですが、時間の経過とともに診断された病名がコロコロ変わる人がいたり、病名は変わらないのに様子が全く異なる人がいて、時折混乱することがあります。こうした状況については、どのように理解・対応したら良いでしょうか。【愛知・H社】

A

病名より就業状況を注視 診断が未確定の場合あり

 内科や外科などの身体疾患と比べ、精神科や心療内科から出されてくる診断書はよく分からない、といった悩みをよく聞きます。特に「病名」については「うつ状態」「うつ病」「双極性障害」「適応障害」「自律神経失調症」等、いろいろな病名が書かれているものの、何がどう違うのかよく分からない、違いが分からないのでどう対応すればよいのか分からない、という声を聞きます。…

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2018.07.12

石綿の危険性確認したい 製造は原則禁止されたが

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  • 衛生管理
Q

 アスベストの製造が禁止されて製造過程の被害はなくなったといわれていますが、これまでアスベスト製造工場の粉じんの中で長期間労働した人が、アスベストが原因で亡くなった方の大半であると聞きました。危険性と現状について教えてください。【大阪・K社】

A

建築物の解体は注意を 安衛法以外にも規制多数

1.アスベストとは

 アスベスト(石綿)は、天然にできた鉱物繊維で「せきめん」「いしわた」とも呼ばれています。わが国で使用された代表的な石綿は、蛇紋石族の白石綿(クリソタイル)と角閃石族の茶石綿(アモサイト)、青石綿(クロシドライト)です。

 白石綿はほとんどすべての石綿製品の原料として使用され、世界で使用されたうちの9割以上を占めます。…

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