人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2019.04.01

健診項目抑制できないか 若年層で増加しコスト大

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Q

 毎年行っている健康診断ですが、今年の健診から急に健診にかかる費用が増加していました。調べたところ、若い人たちの健診項目がこれまでより大幅に増えていたことが分かりました。コストもかかるためこれまでの項目に限定したいのですが、良いでしょうか。【長野・I社】

A

省略判断は個人別に行う 全項目一律実施が経済的

 会社にとって、健康診断はそれなりにコストと時間を取られます。法令上必要とは分かっていても、競争の激しい世の中、できるだけコストカットしたいというのも担当者の本音かと思います。

 健康診断は、事業主が労働者の健康状態を把握し、安全・健康に配慮しながら適切な業務を付与する(就業判定を行う)うえでの基礎となるもので、その項目も法令で詳細に規定されています。具体的には①既往歴および業務歴の調査、…

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2019.03.01

遺伝子検査導入すべき? 「易罹患性」の判断が可能

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  • 衛生管理
Q

 会社の健康診断で、オプションの検査について社内で希望をとっているのですが、複数の社員から「テレビでもコマーシャルしている遺伝子検査を入れてほしい」と要望がありました。病気へのなりやすさとか体質とかがわかると、予防にも有効そうなので検討しようと思いますが、どんな基準で選べばいいでしょうか。【東京・M社】

A

定期健診には時期尚早か 検査結果の評価が難しい

 遺伝子検査といわれるもののなかに、ご質問のような特定の「病気へのなりやすさ(「易罹患性」といいます)」を検査するとものがあります。ご存知のように、遺伝子はヒトであればおおむね同じですが、個人差がある部分が0.1%程度あります。遺伝医学の急速な発展で、個人のゲノムを読むことが技術的に容易になり、たとえば糖尿病になりやすい体質なのかどうか等を手の届く価格で検査できるようになっています。これが一般向けにも販売されるようになり、Direct-to-Consumer(DTC)検査と呼ばれています。

 現在のDTC検査は、…

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2019.02.01

社用車での事故防ぐには 運転中の疾患発生を懸念

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  • 衛生管理
Q

 バスの運転手が健康問題で事故を起こしているニュースを時々耳にします。当社でも営業などで従業員が社用車を長時間運転しますが、同じような事故が起こらないか心配です。どういったことに注意したら良いでしょうか。【栃木・O社】

A

健診活用等でリスク軽減 まめに声掛けし状態把握

 体調不良や病気が原因で起きる交通事故を“健康起因事故”といいます。突然の発作で意識を失ったり、痛みでハンドル操作ができなくなって人込みや壁に激突する事故等があります。これらの中には防ぎようのない事故もある一方で、ある程度予見でき対策が可能なものもみられます。

 国土交通省「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」によると、運転に影響する主な疾病として、脳血管疾患、心臓疾患、眼疾患、神経疾患、睡眠障害、呼吸器系疾患、精神疾患などが挙げられています。…

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2018.12.30

睡眠障害にどう対応する 稼働が上がり夜勤が増加

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  • 衛生管理
Q

 交代制を採っている工場です。最近受注が増え、夜勤の社員を補充して稼働を上げるようにしました。夜勤慣れしていない社員が増えて「よく眠れない」「夜勤で起きているのはつらい」という声が聞かれるようになったのですが、経営上なかなか稼働を下げられません。夜勤社員の睡眠をよくして安全な深夜操業を確保するために、何かできることがあるでしょうか。【埼玉・I社】

A

シフトの組み方に工夫を 途中の仮眠確保も効果的

 人間の睡眠は、体内の生理的な「概日リズム(サーカディアンリズム)」によって、朝起きて夜眠るのが自然です。やむなくそれに沿わない夜勤をさせると、どうしても睡眠不足になりがちになり、覚醒度が下がって安全にも重大な影響が生じます。

 夜勤を含む交代制の勤務ではいくつかの注意点が指摘されていますが、交代勤務における睡眠障害に対する対策でもっともエビデンスがしっかりしているのは、やはり計画的なスケジュールを立てることです。シフトを組むにあたっては、…

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2018.11.30

飲酒の問題どう対処する 社員に依存症の自覚なく

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  • 衛生管理
Q

 仕事中によくぼーっとしている社員に注意すると、「他の同僚も部署の飲み会の後、酒臭い状態で仕事に出てきていたのに自分だけとやかく言われるのはおかしい」と「逆ギレ」されてしまい、話を聞いてくれません。どう対応すべきでしょうか。【石川・D社】

A

早い段階で医療につなぐ 労務管理上は毅然と対応

 アルコール依存が疑われる方が上司や同僚に連れられて産業医の元に相談に来ることが時々あります。毎日酒臭く居眠りが多い、たびたび体調不良を訴え休養室にこもる、取引先に会わせられないなど相談内容はさまざまですが、もっと早く連れてきてもらうべきだったと思われるケースもしばしばあります。

 アルコール問題はメンタルヘルス不調をはじめとしたその他の問題に比べ、…

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