人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

 日常職場で発生するトラブルの処理の仕方、安全衛生の諸問題、人事労務制度の内容、労働関係法の解釈など、紙面に寄せられた労働に関する相談を掲載しています。

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2018.01.31

平均賃金を再計算か 業務上災害の休業補償 1カ月後に欠勤や割増清算

ジャンル:
  • 労働基準法
  • 休業補償
  • 労災
Q

 業務上のケガで、1日だけ休業補償を支給することになりました。平均賃金を算定しますが、当社の賃金規定は特殊です。毎月23日が締切日で、翌月1日に暦月1カ月分(1日~月の末日分)を支払います。このため、翌月に清算が必要なケースが生じます。直前の締切日を基準として平均賃金を計算し、その後、清算が生じても問題ないのでしょうか。【熊本・I社】

A

直近締切日から処理統一

 平均賃金は、算定事由の発生日以前3カ月の賃金総額を総日数で除して計算するのが原則ですが、月給制等の場合、直前の賃金締切日から起算します(労基法12条1・2項)。

 休業補償は、「死傷の原因たる事故発生の日または診断によって疾病の発生が確定した日」が事由発生日となります(労基則48条)。たとえば、貴社で30日に事故が起きたとすると、23日が「直前の賃金締切日」に当たります。…

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2018.01.30

傷病手当金もらえるか 途中で退職し年金受給

ジャンル:
  • 年金
  • 健康保険法
  • 傷病手当金
Q

 昭和31年生まれの男性社員が、年金の支給が始まる62歳に達する今年、嘱託契約を更新せず退職する予定にしていました。ところが昨年末から病気で入院してしまい、もしかすると退職までに治らない可能性があります。とりあえず傷病手当金を受けられるように手続きを進めていますが、年金の支給が始まった場合はどのような扱いになるでしょうか。【埼玉・T社】

A

年金優先し手当金停止

 傷病手当金は、支給を開始した日から起算して1年6カ月の間受給できますが(健保法99条4項)、在職中に給付が始まり、1年6カ月を経過する前に退職しても、引き続き受給できます。ただし、退職により資格を喪失する時点で、いまだ労務の提供ができないなど傷病手当金の給付を受ける要件を満たしている必要があり、…

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2018.01.26

派遣含めた人数で判断? 安全管理者の選任義務

ジャンル:
  • 労働安全衛生法
Q

 当社は、正社員の他に派遣労働者を含めて従業員50人余の貨物運送業を営む会社です。安全管理者を選任する必要があると聞きましたが、安全管理者の選任について、その方法、留意点等についてご教示ください。【静岡・F社】

A

直接雇用とみなして適用 一部は研修受講が要件

 安全管理者は、労働者の危険を防止するための措置や安全教育の実施、労働災害の原因の調査および再発防止対策等の業務のうち、安全に係る技術的事項を管理します。以下に安全管理者の選任方法、その留意点等に関する主な事項について説明します。…

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2018.01.26

休業時の対応が異なる? パワハラ被害者と加害者

ジャンル:
  • 労働基準法
Q

 社内で深刻なパワハラのトラブルがあり、事態を収拾させるために加害者側の社員に数日の間自宅待機を命じました。一方、被害者側の社員は精神的な苦痛からうつ病を発症し、休職することも検討しています。どちらも会社を休む形になっているところ、会社も何らかの手当をする必要があるとすると、両者で対応は異なるのでしょうか。【秋田・O社】

A

被害側労災なら休業補償 休業手当考慮する場合も

 「使用者の責に帰すべき事由」により労働者が休業した場合は、使用者に対し休業期間中1日あたり平均賃金の60%以上の休業手当を支払う必要が生じます(労基法26条)。典型的な例として設備の故障等による操業停止や、経営難に起因する社員への自宅待機などが挙げられます。逆に、天変地異による事業場の被災、労働者自身の違法行為等による出勤停止、安衛法に基づく健康診断の結果に基づく休業などについては、休業手当の支払いは不要と解されています。…

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2018.01.26

在職中は被保険者継続か 間もなく75歳になる社長

ジャンル:
  • 健康保険法
Q

 当社の社長がまもなく75歳になります。厚生年金の資格は既に喪失していますが、健保の方はどうなるのでしょうか。働き続けている限りは、「健保の資格が継続するのではないか」という人もいます。【和歌山・K社】

A

後期高齢者医療の対象に 適用除外で資格喪失する

 既に退職し、国民健康保険に加入している人は、75歳(寝たきりの場合は65歳)になった時点で、後期高齢者医療の被保険者となります。健保の加入者の場合、どうなるのかというご質問です。

 たとえば、国民年金は原則として60歳で資格喪失ですが、働いていると(厚生年金の被保険者資格を持っていると)、60歳以降も資格が継続します。その連想で、ちょっと混乱されているようです。…

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