2014年5月配信の人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2014.05.26 【雇用機会均等法】

職種の変更にも適用? 間接差別に当たる措置

キーワード:
Q

 当社では、現在も一般職と総合職の社員がおりますが、今後さらに柔軟な相互のコース(職種)転換を図れるようにしたいと考えております。総合職の採用では男女で差別的な取扱いが生じるのを防ぐ規定がありますが、コース転換についても同様に考えるべきでしょうか。【長崎・F社】

A

7月からは適用対象に

 均等法7条では労働者の募集や採用において、直接性別を理由としていなくても実質的に性別を理由とした差別となるおそれがある措置(間接差別)を禁止し、…

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2014.05.26

35歳までは省略か 定期健診項目が追加に

キーワード:
  • 労働安全衛生法
Q

 定期健康診断の受診のお知らせに、胃部X線や便潜血検査など受けたことのない項目が含まれていました。35歳までは単に省略されていただけでしょうか。【千葉・D生】

A

保険者の健診法定を上回る

 安衛法の定期健診項目で年齢により省略できるのは、①身長(20歳以上)、②腹囲(40歳未満)、③胸部X線(40歳未満)、④貧血検査や心電図検査等(40歳未満)のうち、…

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2014.05.26

業務上災害に休業手当? 休業補償で足りるはず 併給不要の根拠教えて

キーワード:
  • 労働基準法
  • 賃金関係
Q

 作業中のケガで従業員が休業しました。終業時刻間際の事故なので、1日目は賃金カットしませんでした。2日目は、休業補償(平均賃金の60%)を支払ったところ、「会社の責めによる休業だから、休業手当も支払うべきだ」と主張します。ダブルで支払う義務はないと思いますが、どのように説得すればよいでしょうか。【茨城・H社】

A

「労務の提供可能」が前提

 併給不要というのが常識的な結論ですが、従業員から「その根拠を示せ」と詰め寄られると、答に窮するかもしれません。確認のため、2つの根拠条文を併記します。…

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2014.05.19

胃痛も業務上になるか ストレスで消化器系疾患

キーワード:
  • 労災保険法
Q

 繁忙期に、ストレスで胃痛を訴える社員が出てきます。こうした病気にも、脳出血や心筋梗塞のような認定基準があるのでしょうか。【埼玉・K社】

A

因果関係を個別に判断

 脳・心臓疾患の労災認定をめぐっては戦前から通達等が出ており、昭和36年には戦後初の認定基準が示され(井上浩「最新労災保険法」)、現在は労基則別表1の2にも業務上疾病として挙げられています。同別表に

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2014.05.19

繰下げのメリットは 在職老齢で支給停止

キーワード:
  • 雇用保険法
Q

 65歳の従業員を一部継続雇用する方向です。65歳以降、在職老齢年金の適用で年金の一部が支給停止の状態だと、年金を繰下げたときはどうなるのでしょうか。【滋賀・N社】

A

年金額に応じ増額率も低減

 65歳に達した者が、1年間年金の繰下げを選択すると1カ月当たり0.7%の割合で、繰下げ後の年金が増額されます。…

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