人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2019.04.08

Uターン時は通災か 「忘れ物」と「当日の病欠」

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  • 労災保険法
Q

 自宅を一度出たものの、忘れ物を取りに帰る途中のケガと、具合が悪くなり急遽休むと連絡を入れてから帰る途中のケガは、いずれも通勤災害と認められるでしょうか。【新潟・T社】

A

就業するかポイントに

 通勤災害の対象となる通勤とは、労働者が、就業に関し、住居と就業場所などを往復するための移動を、合理的な経路および方法により行うこと(労災法7条2項)としています。…

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2019.03.26

精神障害認定する流れは セクハラ受け診断書提出

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  • 労災保険法
Q

 社内でセクハラ事件があったようで、被害者から精神科に係る診断書が提出されました。どの程度のセクハラだったか現在社内調査中ですが、同時に労災認定を求められました。現在、所定の手続きを労基署に対して行っております。ハラスメントによる被害が労災と認定されるにはどのような要件が必要となるのでしょうか。また、会社の責任はどのように問われるのでしょうか。【京都・E社】

A

約半年間の出来事で判断 事後の対応も認定に影響

 労災認定について解説する前段として、使用者に課せられた義務について確認しておきましょう。セクシュアルハラスメントに関しては、以下のとおり規定があります。

 「事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、または当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない(均等法11条)」。

 その他、使用者には、安全配慮義務(労働契約法5条)が課されています。

精神障害の労災認定

 発病した精神障害が、業務上として労災認定できるかを判断するために、…

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2019.03.04

パワハラ初動対応は? 労基署の考え方参考に

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  • 労災保険法
Q

 同僚からいじめや嫌がらせを受けていると相談されました。労災認定を受ける、受けないは別として労基署が判断のポイントとしている点があれば、会社で注意していこうと思いますが、いかがでしょうか。【新潟・K社】

A

第三者から意見聴取を

 パワハラの定義は、①優越的な関係に基づき②業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により③就業環境を害する(身体・肉体的苦痛を与える)などとする予定です(建議、平30・12・14労審発1032号)。今国会に法案提出が予定されています。…

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2019.02.25

療養中の災害が業務上? 眼を被災した後転びケガ

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  • 労災保険法
Q

 工場で固形材料を粉砕作業中に、その粉末が右眼に入るという業務災害にあい、通院中の従業員がいます。災害後は眼帯をかけていて視界不明瞭であったこともあり、自宅から眼科医に行く途中に道路の段差でつまずいて転倒の際に左ひざを負傷しました。このような場合、左ひざのケガにかかる治療は労災扱いになるのでしょうか。【岐阜・O社】

A

業務災害と因果関係問う 判断が困難なものも多い

 業務上の傷病の療養中、業務外の災害によって傷病が加重または増悪する場合がありますが、通院や日常的な行為などの業務外の行為が介在しているので、因果関係が存在するかどうかによって現在の私傷病の業務上外が判断されることになります。

1 因果関係の有無

 療養中の災害については、当初の業務上の傷病と、その療養中に業務外の災害によって加重し増悪した傷病との間に因果関係があるかどうかによって現在の私傷病の業務上外が決まることになります。

 この因果関係が認められる場合を掲げると次のとおりで、いずれかに該当した場合には、現在の私傷病も業務上とされます。…

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2019.02.12

一時帰宅はどう判断する 昼食で離脱した際の災害

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  • 労災保険法
Q

 当社では昼休み中、私用のため帰宅して昼食を自宅で済ませ、午後の就業のため再出社する社員が何人かいます。そうした場合でも、再出社の途中の負傷については通勤災害と認定されるという認識でよろしいでしょうか。また昼休み、社外の飲食店で食事をした場合、食材を購入するため社外に出てそのまま帰宅する場合の認定はどのようになされるのでしょうか。【神奈川・I社】

A

通勤災害と認められ得る 1日1往復に限られない

 通勤災害が労災保険の対象となるためには、「労働者が、就業に関し、住居と就業の場所との間を、合理的な経路および方法により往復することをいい、業務の性質を有するものを除くものとする」(労災法7条2項)という通勤の定義が要件とされています。

 したがって、以下の要件を具備するか否かを、お尋ねのケースで判断することになります。

 ・当該行為(昼休憩中の外出)が業務に就くため、または業務を終了したことにより行われるものであること…

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