年休中の通勤手当カット? 早めに産前休業入る計画 正社員で減額例ないが

2013.09.23
Q

 パート従業員が妊娠しましたが、体調不良で「年休を使って、早めに産前休業に入りたい」と申出がありました。勤続10年のベテランで、会社としてもできる限り便宜を図るつもりです。ところが、現場のトップは「長期の年休消化はやむを得ないが、当然、通勤手当はカットすべき」と主張します。正社員についてカットの前例はありませんが、問題ないのでしょうか。【大分・Y社】

A

就業規則上に根拠が必要

 現場管理者等は、「交通費が発生しなければ、通勤手当の支払義務も消滅する」と考えがちです。しかし、年休取得日に支払う賃金額は、平均賃金・通常の賃金・健保法で定める標準報酬日額のいずれかを選択すべきとされています(労基法39条)。

 貴社の就業規則でも、労基法に則して年休取得時の賃金額を定めているはずです。「通常の賃金」を選択している場合、計算式は次のとおりです(労基則25条)。…

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掲載 : 労働新聞 平成25年9月23日第2938号16面
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