人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2021.06.11 【厚生年金保険法】

遺族と障害は併給可能か 寡婦がケガで退職したら

キーワード:
  • 遺族厚生年金
  • 障害基礎年金
Q

 長年、勤めていたパートさんで、夫の遺族厚生年金を受けている方がいます。事故でケガをされ、長期療養のため、退職されることになりました。いろいろと相談に乗った際、「後遺症が残ったときは、障害年金を請求できるか」と質問を受けました。遺族年金と障害年金ですが、どちらか選択だったように記憶します。併給が可能なケースもあるのでしょうか。【山形・O社】

A

65歳から基礎部分選べる 原則は支給事由から判断

 年金の支給事由は、大きく老齢、障害、死亡の3種類に分けられます(国年法1条、厚年法1条)。支給事由が同一の場合、国民年金(たとえば、老齢基礎年金)と厚生年金(たとえば、老齢厚生年金)は、上下一体となって支給されます。

 しかし、支給事由が異なるときは一定の制限を受けます。併給調整に関しては、厚年法38条に根拠規定が設けられています。…

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2021.03.30 【厚生年金保険法】

遺族年金は父から子へ? 「転給できない」と説明

キーワード:
  • 遺族厚生年金
  • 遺族基礎年金
  • 遺族補償年金
Q

 先輩社員が退職し、社会保険関係の仕事を引き継ぐことになりました。年金の勉強をしていたところ、「遺族厚生年金の受給権者が失権しても、次順位者は受給権を取得できません」という記述をみつけました。しかし、母子家庭で母親が死亡しても、子供が引き続き年金をもらえるような気がします。仮に、父子家庭の場合、どうなるのでしょうか。【徳島・R社】

A

基礎年金も合わせ父受給 支給停止の状態解除に

 遺族に対する年金には、遺族補償年金(労災保険)、遺族厚生年金(厚生年金)、遺族基礎年金(国民年金)等があります。

 労災保険では「(受給権者が失権した場合、)後順位者があるときは、次順位者に年金を支給する」と規定しています(16条の4)。これを「転給」と呼んでいます。しかし、遺族厚生年金には、そうした規定は設けられておらず、「次順位者は受給権を得られない」という解釈になっています。…

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2020.12.01 【厚生年金保険法】

遺族年金発生するか 後々年収要件満たす場合

キーワード:
  • 遺族厚生年金
Q

 最近夫に先立たれた40歳代後半の管理職の女性がいます。現在の年収は遺族厚生年金の生計維持要件を満たさない可能性が高い額ですが、今後下がり該当した場合はどうなりますか。【福岡・T社】

A

受給権発生時該当が必要に

 遺族厚生年金は、被保険者(であった者)の死亡の当時、その者により生計を維持していた配偶者、子、父母、孫、祖父母に受給権が発生します(厚年法59条、妻以外は年齢要件等あり)。生計維持の要件は、…

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2020.06.11 【厚生年金保険法】

遺族も保険料納付なぜ? 受給額に影響ないはず

キーワード:
  • 老齢基礎年金
  • 遺族厚生年金
  • 遺族基礎年金
Q

 従業員が在職中にお亡くなりになり、奥さんが遺族基礎・厚生年金を受給されています。先日、この方とお会いした際、国民年金に関して質問を受けました。現在は国民年金の第1号被保険者ですが、遺族なのになぜ保険料を納める必要があるのか、納得がいかないというお話です。将来的に、どのようなメリットがあるのでしょうか。【富山・G社】

A

「老齢」併給すると反映 遺族基礎はいずれ失権

 年金制度では、「1人1年金」を原則とします。複数の年金の受給権を得ても、基本はいずれかの選択となります。

 現在、ご質問にある奥さんは、夫の死亡により遺族基礎・厚生年金を受けておられます。将来的に他の年金の権利を得ても、併給ができないとすれば、これ以上、年金制度に加入する意味はないようにも思えます。「保険料を納めなくても、結果として受け取る年金額は同じではないか」という疑問が生じても、不思議はありません。

 しかし、65歳に到達すると、部分的に併給が認められるケースもあります。…

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2020.04.11 【厚生年金保険法】

65歳からの遺族年金は? 「老齢」が支給対象に

キーワード:
  • 老齢厚生年金
  • 老齢基礎年金
  • 遺族厚生年金
Q

 元従業員のご遺族の方から、相談を受けました。現在は、ご主人の遺族厚生年金を受給されていますが、まもなく65歳になられるということです。遺族年金と老齢年金の関係を、どのように説明すればよいでしょうか。【山梨・B社】

A

3パターンで最も高い額 60歳代前半に手続きを

 まず、「一人一年金」の原則と例外から確認しましょう。基本的には、老齢厚生年金と老齢基礎年金のように、基礎年金と厚生年金はセットで支給されます。

 一方、障害と遺族のように、支給事由の異なる年金を同時に受けることは、できないのが原則です。ただし、65歳以上の人については、一部、事由の異なる年金の受給も認められています。

 ご質問の方は、…

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